『ファイナルファンタジーVII』リメイクシリーズ最終作、「ゲームの体験自体はほぼ完成」段階。作り込みの後、いよいよ完成へ

FINAL FANTASY VII リメイクシリーズのディレクターである浜口直樹氏によると、シリーズ第3作の「ゲームの体験自体はほぼ完成している」という。

FINAL FANTASY VII リメイクシリーズ(以下、FFVIIリメイクシリーズ)のディレクターである浜口直樹氏は、シリーズの最終作となる第3作の開発状況として「ゲームの体験自体はほぼ完成している」ことを海外メディアに向けて明らかにした。現在はしっかりと作り込んでいくフェーズに差し掛かっているという。

FFVIIリメイクシリーズは全3部作として開発中。グラフィックが最新技術を用いたフル3Dになり、ターン制コマンドバトルだった戦闘はアクションベースに変化した点が特徴となる。2024年2月に第2作となる『FFVII リバース』がリリースされ、現在はシリーズの最後を飾る第3作が開発中だ。

今回はFFVIIリメイクシリーズのディレクターを担当する浜口直樹氏が、海外の人気ゲーム情報YouTuberであるJulien Chièze氏のインタビュー動画に出演。今年一世を風靡したRPG『Clair Obscur: Expedition 33』のクリエイティブディレクターであるGuillaume Broche氏と共演し、チームを率いる立場ならではの視点などさまざまなトピックについて語っている。

動画の最後に浜口氏はFFVIIリメイクシリーズの開発状況についても言及。まず同氏によれば、3部作それぞれを異なるゲーム体験・ゲームデザインにすることを重視しており、第3作についてもこれまでの2作品とは異なる新しいゲーム体験・新しいスケールをユーザーに届けることを目指しているという。そんな第3作では飛空艇「ハイウインド」がキーワードになることも改めて明かされている。

そして浜口氏によれば、第3作についてはインタビュー時点で「ゲームの体験自体はほぼ完成している」とのこと。それをしっかりと作り込んでいくフェーズにあり、ディレクターとして作品の完成形について非常に手ごたえを感じている状態だという。「正直早く皆さんに遊んでいただきたい気持ち」があるとしつつ、作り込んで納得のいくかたちで届けることを目指すそうだ。またもうしばらくだけ待てば、いろいろな情報を公開できる段階になる見込みとのことだ。

『ファイナルファンタジーVII リバース』

FFVIIリメイクシリーズの第3作については、『FFVIIリバース』の発売後となる2024年5月に公開された動画にて浜口氏は「なるべくおまたせすることなく、できる限り最速でかついいクオリティでお届けしたい」と言及。そして弊誌が今年9月に実施したインタビューでも、開発が順調に進められていることが明かされていた(該当インタビュー記事)。

今回はそんな第3作について「ゲームの体験自体はほぼ完成している」状態まで開発が進んでいることが明らかとなった。『FFVIIリメイク』発売から『FFVIIリバース』発売までに約4年を要したことを踏まえると、今回はかなり素早くリリースされることになるのかもしれない。今後の情報公開も期待されるところだろう。

ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』『ファイナルファンタジーVII リバース』は、PS5/PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに発売中。また3部作すべてがNintendo Switch 2/Xbox Series X|S/PC(Microsoft Store)向けにも展開予定で、まずは2026年1月22日に『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』が発売予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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