デベロッパーのNPC Studioは8月13日、『Fields of Mistria』の売り上げが10万本を突破したと報告した。本作の対応プラットフォームはPC（Steam）。早期アクセス配信開始から1週間での大台達成となり、ファンコミュニティも盛り上がりを見せている。
『Fields of Mistria』は農場生活シミュレーションゲームだ。舞台となるのは森と海に囲まれた村Mistria。大地震に襲われたMistriaでは、奇妙な魔法が氾濫するようになっている。プレイヤーは同村を訪れた移住者として農場を運営し、地域の人たちと交流しながらMistriaでの生活を楽しむ。
本作では主人公の見た目や性別はカスタマイズ可能。畑を耕したり動物を飼ったりして、自分の農場での生活を送っていく。動物は繁殖させることができ、毛並みの色などにバリエーションが存在。また釣りや虫捕り、料理や採掘といった要素も用意されているほか、古代遺跡を探検することも可能。古代遺跡にはモンスターが存在しており、魔法のお宝などを手に入れることができる。
舞台となるMistriaには30人以上の住人が存在しており、交流することが可能。プレイヤーは村人からお願いごとをされることもあり、クエストをこなすことで村のランクが上昇。さびれた田舎町が賑わいを取り戻していく。また12人のキャラは恋愛対象となっており、ロマンスをおこなうこともできる。そうして住民たちとの交流しながら、自分の農場と村を発展させていく。
本作は8月6日にSteamにて早期アクセス配信が開始された。本稿執筆時点で、Steamユーザーレビューでは約3600件中98％が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。レビュー内容では、かわいらしいグラフィックや多彩なアクティビティなどが好評となっている。特に本作のキャラクターを気に入ったプレイヤーが多いようで、90年代アニメ風のデザインが魅力的であるとするレビューが複数見受けられる。
そうして好評を集めている本作の売り上げが10万本を突破したことが報告された。早期アクセス配信開始から一週間での大台達成となったという。また本作のファンコミュニティも盛り上がりを見せており、Xではハッシュタグ#FieldsofMistriaにてファンアートが続々投稿。なかには数千件のいいねが寄せられているポストなども複数存在しており、賑わいのほどがうかがえる。開発元はSteamの本作公式ニュースにて、本作に寄せられている愛とサポートには圧倒される思いだとしており、ユーザーに感謝の気持ちを伝えている。
なお、本作の早期アクセス期間は1年ほどを予定。開発元によると、現在はゲームの安定性向上とバグの修正に集中しているとのこと。今後はフィードバックを取り入れつつ、新たな作物や季節のイベント、結婚システムなど新要素を追加していく予定だという。また8月15日には本作初となるパッチが配信されており、雑貨屋の商品の追加やバグの修正などが実施されている。勢いを見せている本作の今後のさらなる発展が期待されるところだ。
『Fields of Mistria』はPC（Steam）向けに早期アクセス配信中だ。価格は税込1600円。
