圧倒的に好評・魔法農場スローライフ『Fields of Mistria』大型アプデで「デート」システム実装。最大好感度引き上げで恋愛or友情ルート導入、最大村レベル拡張など盛りだくさん
NPC Studioは7月22日、Steamにて早期アクセス配信中の農場ライフシム『Fields of Mistria』に向けて第3弾となる無料大型アップデートを配信した。

デベロッパーのNPC Studioは7月22日、農場ライフシム『Fields of Mistria』に向けて第3弾となる無料大型アップデートを配信した。同アプデではキャラの好感度上限が拡大。デートシステムや新キャラなど、さまざまな要素が追加されている。
『Fields of Mistria』は農場生活シミュレーションゲームだ。現在PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。本作の舞台となるのは森と海に囲まれた「Mistria」という村だ。大地震に襲われたMistriaでは、奇妙な魔法が広まっていた。プレイヤーは村を訪れた移住者として農場を運営し、地域の人たちと交流しながらMistriaでの生活を送ることになる。

本作には農業や畜産のほか、釣りや虫捕り、料理や採掘といった要素も用意。家を飾ったり着せ替えしたりと、コスメ要素も存在している。また探索可能な古代遺跡もあり、危険なモンスターもいるものの貴重な宝を手に入れることも可能だ。魔法が存在するこの世界では、スキルをアンロックして農業や冒険に役立てることもできる。
またMistriaには30人以上の住人が存在し、交流することが可能。村人からお願いされるクエストをこなすことで村のランクが上昇し、さびれた田舎町が賑わいを取り戻していく。さらにロマンス要素もあり、恋愛対象となる12人のキャラが登場する。いろんな人と仲良くなったり、めずらしいピンクの牛を育てたりしながら、生活を楽しむのだ。

本作は2024年8月にSteamにて早期アクセス配信が開始された作品だ。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約1万9000件中97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。リリースから一週間で売上が10万本を突破したことが伝えられており、好評レビューも多数寄せられている人気作である。
レビュー内容では基本的なゲームプレイを『牧場物語』や『Stardew Valley』などになぞらえつつ、90年代の日本アニメ風のグラフィックなどが好評を得ている。また本作は先行作品と比較して細かいところが遊びやすくなっており、たとえば手元に素材を持っていなくともクラフトをおこなうことが可能。また店主となるキャラが不在でも、ショップでは24時間買い物ができる。そうしたユーザビリティを評価する声も多く寄せられている。

そんな本作に向けて7月22日、第3弾となる無料大型アップデートが配信された。アプデでは、キャラの好感度の最大値がこれまでの6から8に拡大。好感度が8になった際のイベントも追加されている。イベントの会話は選択肢により、恋愛ルートと友情ルートの2パターンが用意。またあわせて、キャラとデートできる新要素も導入されている。
また同アプデでは、新たに土曜日開催の市場が追加。店主として新キャラクターのTaliferroとWheedleのふたりが追加された。さらに温室が建てられるようになり、季節外れの作物を育てられるように。村のレベル(Renown)も最大5へと拡大し、新たな祭りや博物館のコンテンツも追加されている。そのほかではライティングが強化され、時間と天気にあわせて家の中の照明が変化するようになった。もちろん家具やコスメアイテムなども追加されており、アプデ内容は多岐に渡る。詳細については公式パッチノートを参照してほしい。
本作はこれまでに二度の大型アプデを実施。当初は4が最大だった好感度も段階的に拡張され、イベントも追加。新キャラクターとしてCaldarusが登場したほか、ペットシステムが導入されるなど、さまざまな要素が実装されてきた。キャラ好感度は製品版では10が最大になる予定と明かされており、正式リリースに向けて順調に開発が進んでいることがうかがえる。
ちなみに開発元のNPC Studioによると、本作は正式リリースが近づくまではコンテンツの開発に集中しており、他機種への移植や多言語へのローカライズは、将来的に検討することにしているという。現時点では未定ながら、開発元もさらなる展開への意欲はある様子。今後の発表も注目されるところだ。
『Fields of Mistria』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。 価格は税込1600円。