『Fate/Grand Order』、“新アペンドスキル追加問題”に向けさらなる対応実施へ。絆レベルアップによるサーヴァントコイン獲得数「240枚」追加予定


FGO PROJECTは8月9日、『Fate/Grand Order』のアペンドスキル追加にともなう対応を更新した。先日発表されていた機能の追加に加えて、アペンドスキル2つ分の解放に必要なサーヴァントコインの入手方法が追加予定。絆レベル7から15で獲得できるサーヴァントコインが増え、最大240枚のサーヴァントコインが追加獲得可能になる。また9周年施策発表後、一定条件で無記名霊基を使用していた場合に対する補填もおこなわれる。

『Fate/Grand Order』は、ラセングルが開発・運営、TYPE-MOONの奈須きのこ氏が総監督などを務める、FateRPGだ。本作でプレイヤーは人類最後のマスターとなり、過去の英霊たちをサーヴァントとして召喚。未来を取り戻すべく、人類史を巡る壮大な戦いが繰り広げている。また本作は2015年7月にサービスを開始された。9周年を迎えた現在では、メインストーリー第2部となる白紙化地球上での物語が展開中。2025年には、第2部終章が配信予定となっている。


これまでの経緯としては、本作では9周年施策の一つとして、アペンドスキルが追加された。発表されたアペンドスキル4および5は、どちらもこれまでのアペンドスキルよりも効果的なスキルであった。しかしアペンドスキル解放には、各サーヴァントのサーヴァントコインが必要であり、サーヴァントコインは入手手段の非常に限られたリソースである。そのため、すでにサーヴァントコインを使い切っていたプレイヤーは、新規追加されたアペンドスキルの解放を諦めるか、ガチャでサーヴァントコインを手に入れるか、どちらかを迫られる事態となっていた。

実際に8月4日の発表後は、SNS上に多数の不満の声が集まっていた。プレイヤーからは、事前にアペンドスキルの追加告知などがなかったこと。余ったサーヴァントコインを聖杯へ変換するシステムの存在や、完全強化までにいわゆる完凸を大きく超える分のサーヴァント召喚が必要なこと。アペンドスキル追加にあわせて、サーヴァントコインの入手方法が追加されなかったことが、問題として指摘されていた。

そうした反応を受けて、FGO PROJECTは8月5日に第2部開発ディレクター・カノウヨシキ氏によるディレクターレターを公開。同氏より、解放済みのアペンドスキルをほかのアペンドスキルへ切り替える機能の追加と、聖杯鍛造で消費したサーヴァントコインの復元、聖晶石120個の配布といった対応が明かされていた(関連記事)。


今回のディレクターレターの更新では、アペンドスキル追加にともなうさらなる対応が発表された。引き続き協議を重ねた結果、追加されたアペンドスキル2つ分の解放に必要となるサーヴァントコイン240枚の獲得手段を、新たに追加する方針になったそうだ。具体的には、サーヴァントの絆レベルが7以上に上がった際にもらえるサーヴァントコインが増量。絆レベル15までの間に、最大でサーヴァントコイン240枚が追加獲得できるようになる。すでに絆レベル7以上のサーヴァントに対しては、増量分がプレゼントボックスへ送られる。前回の対応では、サーヴァントのレベル上限解放に使っていた場合は、新アペンドスキルを解放できず、“完全体”へのハードルも上がったままだった。ゲームプレイによるサーヴァントコインの獲得量が増えることで、全プレイヤーが新アペンドスキルの解放も含めたサーヴァントコインの用途をさらに選べる状態になったといえる。

またサーヴァントコイン獲得手段の追加にあわせて、条件を満たした上でさらにサーヴァントを召喚したプレイヤーへ対して、無記名霊基の返却やほかサーヴァントコインの獲得といた補填もおこなわれる。対象は★5(SSR)サーヴァントの召喚履歴が6騎以上ある状態で、聖晶石召喚によってサーヴァントコインを獲得していた場合などとなっている。詳細な条件と補填内容については、下記の画像やディレクターレターを確認してほしい。本対応はできるだけ早くおこなわれるものの、数か月の時間がかかるとのこと。開発チームでは、二度と同じような不安を抱かせないように、早急に対策を講じて進めていくそうだ。


Fate/Grand Order』は、iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。