『Fate/Grand Order』がなんと“ヴァンサバ系”ローグライトアクション化。『Fate/Final Journey』無料配信開始
FGO PROJECTは4月1日、『Fate/Final Journey』を配信開始した。今年の『Fate/Grand Order』のエイプリルフール施策となる、『Vampire Survivors』風のローグライトサバイバルゲームだ。

FGO PROJECTは4月1日、『Fate/Final Journey』を配信開始した。対応プラットフォームはiOS/Androidで、価格は無料。2025年の『Fate/Grand Order』のエイプリルフールは、ローグライトなサバイバルゲームとなっているようだ。
オリジナルの『Fate/Grand Order』は、ラセングルが開発。運営を担当し、TYPE-MOONの奈須きのこ氏が総監督などを務める、FateRPGだ。同作でプレイヤーは、人理継続保障機関・カルデアに所属する人類最後のマスターとして、未来を取り戻す旅を繰り広げていく。過去の英霊たちなどが、サーヴァントとして登場。ターン制のバトルや、いわゆるガチャ要素なども含めて、人類史を巡る旅が描かれている。同作は2015年7月にスマートフォン向けとして配信開始。例年4月にはエイプリルフールにあわせた施策もおこなわれており、近年は期間限定のゲームが配信されてきた。


『Fate/Final Journey』は、『Fate/Grand Order』のカジュアルアクションゲームである。同作ではマスターが仮想世界で目を覚ますと、なぜかカルデアと対立していた。ダ・ヴィンチちゃんの作った戦闘シミュレーションが何者かによって改ざんされて、VR世界から帰還できなくなってしまったのだ。主人公は改ざんされた仮想世界から脱出するため、押し寄せる大量のサーヴァントとバトル。サーヴァントたちと戦いながら敵の本丸カルデア城を目指す、クリプターたちとともに行く奇妙な状況での戦いが繰り広げられる。

大量のサーヴァントとの戦いでは、サーヴァントがマスターの進行方向へ移動してオートで攻撃してくれる。プレイヤーは敵サーヴァントの攻撃を避けながら、押し寄せる大量の敵を撃退。レベルアップや宝箱の獲得によってアップグレードを選択し、強くなりながらステージのクリアを目指す。今年の『FGO』のエイプリルフールは、『Vampire Survivors』を思わせるローグライトなゲームとなっているわけだ。
武器やアイテムとしては、メジェドさまを投擲する武器の「メジェドさま」や、地上から鎖が生えてくる「エイジ・オブ・バビロン」、攻撃力が上昇する「かぼちゃランタン」など、『FGO』らしいモチーフのものが多数登場。特定の組み合わせでアイテムをもっていると、合成武器へ変化するといった要素も用意されている。
またプレイヤーキャラクターとしてはマスターとマシュ以外に、少なくともカドックとアナスタシアのコンビも選択可能。公式サイトを見る限りでは、ほかにも操作キャラクターが存在するのかもしれない。ストーリー上ではなぜか虫歯菌のような格好をしたクリプターたちなども登場するなど、エイプリルフールらしいゆるい内容も特徴だろう。

システム面では、一度倒したサーヴァントは霊基一覧へ登録される。所持しているサーヴァントは、カメラ機能を使って撮影できるようになるそうだ。また『Fate/Grand Order』の方では、本作の配信を記念したキャンペーンが開催。4月1日0時から4月2日23時59分までにログインすると、初回ログインボーナスとして聖晶石10個がもらえるそうだ。
『Fate/Final Journey』は、iOS/Android向けに配信中だ。またオリジナルの『Fate/Grand Order』は、iOS/Android向けに配信となっている。
【UPDATE 2025/4/1 1:54】
FGO PROJECTは4月1日、『Fate/Final Journey』を4月1日23時59分をもってサービス終了すると告知した。サービス終了後は、アプリを起動してもプレイや閲覧は一切できなくなるという。終了告知ポストに対しては、サービス開始から遊び続けてきたプレイヤーたちから、別れを惜しむ声などが挙げられている。毎年恒例の『FGO』のエイプリルフールアプリは、例年どおりわずか1日の儚い夢となるようだ。