『Fate/Grand Order(FGO)』にて「詫び聖杯いっぱい」配布。願いを叶える貴重なアイテムが、人によってはプレゼントボックスに大量に
FGO PROJECTは12月11日、『Fate/Grand Order(FGO)』にてアップデートを実施した。ゲーム内では2024年のクリスマスイベント「ポホヨラのクリスマス・イブ 夢見るサンタとくるみ割り人形」が開催中。またあわせて、アペンドスキル追加にともなう対応がおこなわれており、プレイヤーによっては詫び聖杯がたくさん配布されている。
『Fate/Grand Order』は、ラセングルが開発・運営、TYPE-MOONの奈須きのこ氏が総監督などを担う、FateRPGである。本作でプレイヤーは、人理継続保障機関・カルデアに所属する人類最後のマスターとして、過去の英霊たちをサーヴァントとして召喚。特異点や異聞帯などで、未来を取り戻す戦いを繰り広げている。システム面では、ターン制のバトルやいわゆるガチャシステムなどが搭載。奈須きのこ氏がメインシナリオや全体構成などを手がけており、ほかのTYPE-MOON作品で活躍したサーヴァントやキャラクターも多数登場している。
12月11日にはメンテナンス終了にあわせて、 2022年1月から2024年8月4日17時59分までに聖杯鋳造で使用されたサーヴァントコインの復元と、過去に鋳造可能であった分の聖杯の付与おこなわれた。8月以降進められてきた、アペンドスキル追加にともなう対応となっている。
『FGO』では2024年8月4日のアップデートで、新規アペンドスキルが追加され、解放に必要なサーヴァントコインが増加(関連記事)。そうしたアップデートによって、プレイヤーへ非常に不安を抱かせる状況になってしまったとして謝罪すると共に、サーヴァントコインの獲得数増加を含む対応がおこなわれてきた。
そして今回の12月11日のメンテナンス後には、8月5日に公開されたディレクターレターで告知されていた対応の内、聖杯鍛造関連の対応が実施。聖杯鍛造に使われたサーヴァントコインの復元にあわせて、プレイヤーによっては大量の聖杯がプレゼントボックスへ送られている。なお今回の対応によって、ディレクターレターにて発表されていた対応はすべて完了しているそうだ。
対応によって聖杯は、各月での聖杯鋳造を利用可能であった回数の合算分が配られている。お知らせ内の例文によると、2022年1月時点で累計サーヴァントコイン獲得数が4000枚以上で、以降毎月聖杯を2個鍛造できる4000枚サーヴァントコインを獲得しており、2024年8月末まで一度も聖杯鍛造をしていないケースでは、32か月分×2個の64個聖杯が付与されるという。X(旧Twitter)上などを見る限りでは、実際に60個以上の聖杯がプレゼントボックスへ送られているプレイヤーも見受けられる。
ゲーム内の説明によると、『FGO』における聖杯とは、あらゆる願いを叶えるという器。形而上のものを汲み上げ、物質に変換する第三魔法の産物とされている。ストーリーやイベントにおいては、特異点の核や重要な回収対象として扱われており、聖杯を所持する相手に対しては魔力リソースの観点から苦戦を強いられる。またゲーム上のアイテムとしては、サーヴァントのレベル上限を90以上に引き上げる効果をもつ。設定上の重要性をゲームとしても反映してか、入手手段の限られた貴重なリソースとして扱われてきた。
今回の対応では、プレイヤーごとに数は違うものの、貴重なはずの聖杯がプレゼントボックスへ大量付与されている。アペンドスキル追加関連の対応として告知されていたものの、メンテンナンス後に突然詫び聖杯がたくさん配布されていたため、X(旧Twitter)上では「聖杯いっぱい」としてトレンド入りを果たすなど、一部で話題となっているわけだ。
また『FGO』では、新規イベント「ポホヨラのクリスマス・イブ 夢見るサンタとくるみ割り人形」が開催中だ。期間は12月11日18時から12月24日23時59分まで。同イベントでは星4プリテンダーのアビゲイル・ウィリアムズ[サンタ]が仲間になるほか、聖晶石召喚では新規星5バーサーカーのロウヒがピックアップ中となっている。同イベントはいわゆるボックスガチャ形式であるが、「プレゼントをもらう」ボタンを長押しすると連続で交換可能な仕組みも追加されているそうだ。
『Fate/Grand Order』は、iOS/Android向けに配信中だ。