最大4人協力・オープンワールド狩猟アクション『Fera: The Sundered Tribes』Steamにて9月17日早期アクセス配信へ。空中機動で巨獣とバトル、文明崩壊世界で自由に探索し村を築く


デベロッパーのMassive Damageは8月24日、『Fera: The Sundered Tribes』の早期アクセス配信を9月17日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は29.99ドルを予定。Steamの相場からして、おそらく日本向けの価格は3400円程度になると思われる。また、本作は後日Epic Gamesストア/Nintendo SwitchPS5/PS4/Xbox Series X|S向けにも展開予定とのこと。

『Fera: The Sundered Tribes』はハンティングアクションRPGに村づくり要素が組み合わさったゲームだ。最大4人での協力プレイに対応予定。プレイヤーは巨獣に脅かされている部族のハンターとなり、モンスターを狩りながら村を発展させていく。


本作の世界はかつては発展していたものの、魔法が暴走したことで文明が崩壊。巨獣が世界を荒らしまわり、人類は急激に数を減らすことになる。生き残った人類も定住することができず、数世紀ものあいだ巨獣から逃れ、さまよい続けているという。そうした絶望的な状況のなか、主人公は初めて巨獣の討伐に成功する。部族は主人公をリーダーに選出し、文明再建の希望を託すことになる。

ゲームの舞台は広大なオープンワールドとして描かれるとのこと。主人公はグライダーとフックを装備しており、滑空したり振り子の要領で飛び上がったりと、空中で自在に機動することができるという。空中機動は探索に役立つほか、戦闘でも有用とのこと。地上で敵と渡り合ったり、空から奇襲を仕掛けたりと、立体的なアクションが本作の特徴となるようだ。


ハンターとして戦うかたわらで、プレイヤーには部族の長としての仕事も存在するという。村の建設を進め、住む場所や働く場所、遊ぶ場所などを提供していくことになるとのこと。また世界に散らばる人類の生き残りを集めることで、村が繁栄していくという。そうして、文明崩壊世界の人々を導いていくことになるようだ。

本作は早期アクセスとして配信予定。早期アクセス開始時点では10種類以上のモンスターと4種類の異なる武器を扱うクラス、数十種類の装備などが用意されるという。正式リリースは2025年内を予定しており、それまでさらなるモンスターやクラスなど新要素を追加していく予定とのことだ。


本作を手がけるMassive Damageはカナダ・トロントに拠点を置くゲームスタジオだ。過去にはローグライト戦略RPG『Star Renegades』などを制作している。同作はSteamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約2300件中83%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。コマンドバトルの戦略性などが好評を得た。高評価のストラテジー系作品を複数手がけてきている同スタジオより、今回はハンティングアクションである本作が打ち出されるかたちとなる。

またスタジオCEOのKen Seto氏は本作について、「インディースタジオとして、多くの予算をもつ大規模スタジオの作品が存在する同ジャンルに参入するのは気が重い」とコメントしている。しかしながら本作のコンセプト動画をTikTokで公開したところ約3万いいねを集め、同氏も反響の大きさに驚いたとのこと。Massive Damageによる狩猟アクションへの挑戦が注目されるところだ。

『Fera: The Sundered Tribes』はPC(Steam)向けに、9月17日に早期アクセス配信開始予定だ。価格は29.99ドルとなる予定で、おそらく日本向けの価格は3400円程度になると思われる。また、本作は後日Epic Gamesストア/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S向けにも展開予定とのこと。