「圧倒的に好評」の悪魔祓いホラー『FAITH: The Unholy Trinity』Steam版がアプデでついに公式日本語対応。ややシュールな日本語音声つき
New Blood InteractiveおよびAirdorf Gamesは8月7日、『FAITH: The Unholy Trinity』にてv1.666を配信開始した。同アップデートでは、Steam版が日本語字幕および日本語音声に対応した。

パブリッシャーのNew Blood InteractiveおよびAirdorf Gamesは8月7日、『FAITH: The Unholy Trinity』にてv1.666を配信開始した。同アップデートにて、Steam版が日本語字幕および音声に対応。国内向けのNintendo Switch版発売にあわせて、Steam版も日本語でプレイ可能となっている。
『FAITH: The Unholy Trinity』は、悪魔やカルト信者などにまつわる恐怖を3つのチャプターによって描いた、ホラーアドベンチャーゲームである。本作の世界では、1986年9月にアメリカ・コネチカット州郊外の森へ、2人の司祭が悪魔憑きの調査で訪れる。しかしマーティン家を生きてでてきたのは、若き司祭ジョン・ウォードと少女エイミーだけだった。
チャプター1では、悪夢に悩まされる司祭ジョンが、1年前に失敗した悪魔祓いに決着をつけようと、再びマーティン家を訪れようとする。ゲームプレイでは、プレイヤーは森や廃墟化した教会など、マップ上を探索していく。十字架を掲げることで悪魔を浄化させる、歯ごたえのあるアクションも展開。8ビット風のドット絵で描かれたレトロスタイルのグラフィックや、ロトスコープによる演出なども特徴だろう。


本作はAirdorf Gamesが制作している。チャプター1が2017年にPC向けに公開、チャプター3までを収録した『FAITH: The Unholy Trinity』は2022年10月にPC向けにリリース。Steamのユーザーレビューでは、6905件中95%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得するなど、プレイヤーから高く評価されてきた。
同作はこれまで、公式には日本語対応していなかった。しかし開発者の「無償であれば有志翻訳は歓迎」というスタンスに則り、ashi_yuri氏が中心となって非公式日本語翻訳Modが2023年に公開。同modの登場もあり、国内のプレイヤーからもシナリオやレトロな演出などから評価されてきた。

今回はそんな『FAITH: The Unholy Trinity』Steam版が、公式に日本語対応となった。国内向けのNintendo Swich版のリリースとあわせて配信されたv1.666にて、ゲーム内で日本語字幕および音声が選択可能になっている。ゲームを起動すると、言語選択メニューが表示。英語から日本語へ変更すると、しっかり翻訳された日本語の字幕や、ちょっとシュールな味わい深い音声の日本語などでプレイできるようになっている。
直近のバージョンでは、Mod作成ツールの影響もあり日本語環境でプレイできない状況となっていた。アップデートによりSteam版でも、公式な日本語でのプレイが可能となったわけだ。なお本作は、有志翻訳Modを採用するかたちで、日本語対応予定とされていた。ashi_yuri氏のポストによれば、Nintendo Switch版では日本語Modの翻訳が一部採用。各種に調整や変更を加える形で、公式の日本語翻訳になっているようだ。
『FAITH: The Unholy Trinity』Steam版は、通常価格税込1700円で発売中。8月12日までの期間セールが実施されており、66%オフの税込578円で購入できる。また国内向けにはNintendo Switch版も発売中だ。