『Factorio』“続編級”大型拡張DLC「Space Age」10月21日配信へ。多様な環境広がる5つの新惑星を開発し、星間輸送を自動化


デベロッパーのWube Softwareは7月5日、『Factorio』の大型拡張コンテンツ「Space Age」を10月21日に配信すると発表した。価格はゲーム本体と同じ35ドルになる予定とのこと。日本ではゲーム本体が定価税込4000円のため、「Space Age」も4000円になると思われる。

『Factorio』は、とある惑星を舞台にするシミュレーションゲームだ。入手した資源をもとに技術開発をおこない、資源の掘削から運搬、精製、製品生産などを自動化し、巨大な産業プラントを構築する。本作は2016年にSteamにて早期アクセス配信が開始され、2020年8月に正式リリース。Steamのユーザーレビューで「圧倒的に好評」ステータスを得るなど高い評価を受け、2022年10月にはNintendo Switch版も配信された。


大型拡張DLCとなる「Space Age」では、ロケットを宇宙に打ち上げた後のゲームプレイが追加される。本DLCではプレイヤーは、5つ登場する新たな惑星をそれぞれ開発し、宇宙ステーションに資源を輸送して工場を建設していくことになるようだ。惑星は火山の星Vulcanusや雷が荒れ狂うFulgora、沼地が広がるGlebaなど、環境が異なる星々が登場。星にはそれぞれユニークな資源が存在し、発電方法などは環境に合わせていくことが求められるようだ。

そうした惑星から得た資源をロケットに乗せ、宇宙ステーションへ輸送していくことになる。輸送のためのロケットは、本編で作るものほど資源を必要とせずに製造が可能という。Platform hubやCargo baysといった施設を利用し、星間輸送を管理することになるそうだ。また宇宙には、小惑星など危険も存在。小惑星が宇宙ステーションに衝突しないように、タレットなどで守る必要があるという。砕けた小惑星の破片は回収して、タレットの弾薬やスラスターの燃料にすることが可能。そうして、ステーションに工場を建設。宇宙規模の産業プラントを構築していくことになるようだ。


さらに同DLCでは新要素として高架鉄道が登場し、立体的に線路を交差させることができるようになるという(関連記事)。またすべてのアイテムに、NormalからLegendaryまで5段階のクオリティランクが登場するという。ランクが高くなるにつれて性能にボーナスが得られるそうで、たとえば機械であれば製造が速くなり、タレットであれば射程距離が伸びるそうだ。研究を進めてクオリティモジュールを使用することで、同じアイテムでも性能を高めていけるとのこと。

また「Space Age」の配信日となる10月21日には、あわせてバージョン 2.0となる無料大型アップデートも実施予定。同アプデはDLCを所有していないユーザーにも適用され、アイテムを重ねて輸送できるインサータなどが登場するという(関連記事)。そのほかロボットの動作の改善や列車管理の仕様変更、流体ネットワークの改善など、ゲームの遊びやすさを上げる多数の改善や仕様変更が盛り込まれるそうだ。アプデについてのさらなる詳細は、開発元による発表を参照してほしい。

『Factorio』は、PC(Steam/GOG.com/公式サイト)/Nintendo Switch向けに配信中。拡張コンテンツ「Space Age」は10月21日に配信予定だ。