「Webカメラに監視される」ホラーゲーム『Eyes Never Wake』発表。怪物に見つからないためには、“顔”を隠す必要あり

Allan Hedlund氏は3月13日、『Eyes Never Wake』を発表した。Steam向けにリリース予定。本作はWebカメラを利用したホラーゲームだ。

個人開発者のAllan Hedlund氏は3月13日、『Eyes Never Wake』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Eyes Never Wake』はホラーゲームだ。プレイヤーは謎の怪物から逃げ、奇妙な世界を探索することとなる。トレイラーでは何らかの施設と思われる室内を移動するものの、床に置いてあるボールが突如壁を抜けていく。プレイヤーがボールを追って壁へ向かうと、なんと壁がすり抜けて謎の空間に出てしまう。この“裏世界”を巡ったホラーゲームとなるようだ。

本作は、プレイヤーを追跡し襲うモンスターが、Webカメラに実際のプレイヤーの顔が写っているかどうかを認識して追ってくる点が特徴だ。プレイヤーは、モンスターの追跡を振り切る際にWebカメラに顔が写らないようにするため、ときには物理的にプレイヤー自身が身体を隠す必要も生じる。またゲームプレイにマイクを使う点も特徴。モンスターはプレイヤーの音声を聞き取り、追跡を繰り広げるそうで、驚いた際の叫び声などには注意したい。

なお本作中では、顔認証システムを使って扉を開けるシステムも存在しているものの、本作ストアページによれば、オプションとしてこの機能を切ることもできるという。Webカメラを所持していなくても本作をプレイすること自体は可能なようだ。

『Eyes Never Wake』を手がけるのは個人開発者のAllan Hedlund氏。同氏はオンラインプラットフォーム『Roblox』向けに、『Five Nights at Freddy’s』風のサーバー「Five Nights at Roblox」をリリースするなど、複数のホラー作品を手がけていた。『Eyes Never Wake』はそんなHedlund氏にとって、初めてSteam向けにリリースする作品となるようだ。2024年から開発が進められていたようで、今回ストアページなどがお披露目されたかたちだ。

ちなみにマイク入力を必要とするホラーゲームは規模の大小を問わず複数リリースされており、『A Quiet Place: The Road Ahead』『DON’T SCREAM』などが挙げられる。またカメラの接続を必要とするホラーゲームについても、『目隠シ』などで、顔を認識するシステムが用いられてきた。本作もそうしたホラーゲームなどと同様に、プレイヤーのゲーム内の行動だけでなく、ゲーム外での実際の行動も進行に影響するシステムを採用。より没入感をもつホラー体験を狙っているのだろう。

『Eyes Never Wake』はPC(Steam)向けに開発中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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