ハードコア「アヒル」脱出シューター『エスケープ フロム ダッコフ』Steam同接「3万5000人」で人気急上昇。ゆるめ難易度まで思いのまま、1人用タルコフ風ゲーム
Bilibili Gameは10月16日、Team Sodaが手がける『エスケープ フロム ダッコフ』をリリースした。

パブリッシャーのBilibili Gameは10月16日、Team Sodaが手がける『エスケープ フロム ダッコフ』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。ゲーム内は日本語表示にも対応している。
『エスケープ フロム ダッコフ』はシングルプレイの見下ろし型脱出シューターだ。アヒルを主人公とする本作では、マップの探索を通して物資を集め、ダッコフ市からの脱出を目指す。もし力尽きてしまった場合にはアイテムをその場に落とし、設定した難易度によってはロストしてしまう。銃器から近接武器まで、多種多様な50種類以上の武器を駆使して、過酷な世界で生き残るのだ。

マップは全部で5つ実装されており、挑戦するたびにルートアイテム、時間や天候、敵の配置が変化する。持ち帰ったアイテムやお金で拠点をアップグレードすることができるほか、スキルツリーを使ったキャラクターの強化システム、豊富なクエストなども用意されている。
本作は今年複数回にわたって期間限定の無料体験版が配信されてきたが、10月16日についにリリースを迎えた。さっそく多くのプレイヤーが遊んでいるようで、Steamではピーク時に約3万5000人もの同時接続プレイヤー数を記録している(SteamDB)。Steamユーザーレビューは本稿執筆時点で784件寄せられ、好評率94%で「非常に好評」ステータスを獲得している。

ところで、本作のモチーフとなっているのは、Battlestate Gamesの人気脱出シューター『Escape from Tarkov』だろう。その名前だけでなく、特徴的なタイトル画面など、随所に同作のオマージュが散りばめられている。基本的なプレイサイクルは共通であり、探索でアイテムを集める楽しさや、倒されると持ち物をロストしてしまうという戦闘の緊張感など、同作と似たエッセンスが魅力となっている。
一方で、本作独自の味付けもさまざま。まず一人称視点ではなく見下ろし視点が採用されている。一見フィールドを上空から自由に見渡せるようにも思えるが、キャラクターの視界に応じて敵やオブジェクトが表示されるため、夜間には慎重なプレイが求められる。またPvEのみのシングルプレイヤー作品であることも特徴で、対人は苦手だがアイテムを集める楽しさを体験したいというユーザーにはぴったりだろう。

ちなみに本作では難易度を6段階から選択でき、拠点でいつでも変更可能。「カスタム難易度」を使えばさらに細かく設定することも。『Escape from Tarkov』さながらのハードコアを味わうこともできれば、ストレスなく遊びやすい甘口にすることもできるという間口の広さがユーザー評価に繋がっているようだ。
『エスケープ フロム ダッコフ』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに配信中。現在リリース記念セールにより、定価の12%オフとなる税込1584円で購入可能だ。セールの終了期間は各ストアを確認されたい。