宇宙PvPvEシューター『EVE Vanguard』プレイテスト開始、誰でも参加可能。MMORPG『EVE Online』と連動する大規模サンドボックスFPS

CCP Gamesは9月17日、『EVE Vanguard』のオープンプレイテストを開始した。

CCP Gamesは9月17日、『EVE Vanguard』のオープンプレイテストを開始した。対象プラットフォームはPCで、EVE Launcherを通してアクセス可能。誰でも無料で参加できる。

『EVE Vanguard』は、宇宙MMORPG『EVE Online』の派生タイトルである大規模オンラインFPSゲームだ。同作と共通の宇宙「ニューエデン」に存在する惑星上にて、不死身となったウォークローンの傭兵「ヴァンガード」による銃撃戦が繰り広げられる。敵対勢力との戦闘やアイテム収集、武器のクラフトをこなして脱出し、装備を更新するというPvPvE脱出シューターのゲームプレイを基本としている。

プレイヤーはヴァンガードとして、拠点となるコミュニティ「バスティオン」に属することとなる。各バスティオンには固有のリーダーボード、NPC、マーケットなどが存在し、ヴァンガード同士で交流することが可能。バスティオンはプレイヤーの活動によって成長し、レベルに応じて新たな惑星にアクセスできるようになっていく。また他のバスティオンの勢力圏と衝突することにより、戦闘が発生することもあるようだ。

本作では、『EVE Online』向け有料サブスクリプション「Omega」向けのクローズドプレイテストにはじまり、これまで複数回のプレイテストを実施。今回は昨年12月に開催された前回から引き続き、アカウントを作成すれば誰でも無料で参加することができる。

今回のプレイテストではイベント「Operation Nemesis」として、『EVE Online』との連動要素が初めて実装される。『EVE Vanguard』にて探索の任務を達成することでグローバルポイントが加算され、その進捗に応じて『EVE Online』では新たな輸送船団が出現。これを襲撃することで戦利品を獲得することができるという。なお、『EVE Online』をこれまで遊んだことのない新規プレイヤーでも参加可能とのこと。

ちなみに『EVE Online』系列のFPS作品の制作は、本作以前にも何度か挑戦されてきた。PS3専用タイトルとして2013年にリリースされた『DUST 514』は2016年にサービス終了。また、同作の課題をもとにPC向けのプロトタイプとして開発された『Project Legion』は製品化に至らず。さらに、Unreal Engine 4で制作されたPC向けFPS『Project Nova』も2020年に開発が中止となった。そうした経緯のなか、『EVE Online』本編との連動要素を強く押し出した『EVE Vanguard』が2023年9月に発表されたかたちだ。

なお、今回実施されるプレイテストは、2026年夏に予定されている早期アクセス開始前の最後の機会とされている。MMORPGと連動する大規模PvPvEシューターに興味をもった方は、本プレイテストに参加してみてはいかがだろうか。

EVE Vanguard』はPC向けに、2026年夏リリース予定。本日9月17日から10月2日までプレイテストが開催中。EVE Launcherを通してアクセス可能だ。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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