『Escape from Tarkov』新アプデにて敵AIの索敵能力弱体化。“人間離れ”エイム&索敵がマイルドに
Battlestate Gamesは9月12日、『Escape from Tarkov』のアップデートを実施。主に敵挙動についての調整が加えられており、索敵性能などにテコ入れがおこなわれている。

Battlestate Gamesは9月12日、『Escape from Tarkov』のアップデートを実施。アップデートでは主に敵AIの挙動についての調整が入っており、強力すぎるとされていたAIの索敵性能が下方修正されたかたちだ。
『Escape from Tarkov』は、PvPvE要素をもつハードコア脱出シューターだ。本作の舞台となるのは、政治的混乱から無法地帯となり隔離された架空の都市Tarkov。プレイヤーはソロまたはフレンドと部隊を組んでマッチに参加し、NPCやほかのプレイヤーと戦いつつ貴重な戦利品を獲得して、最終的にマップから脱出することを目指す。死亡した場合、持ち物や装備をロストするハードコアなゲームルールも特徴だ。
本作は2016年末にクローズドアルファが実施され、2017年からは公式サイトにて購入できる有料のクローズドベータとして配信中。11月15日には正式リリースが予定されているほか、Steamでのストアページも準備されている模様。ページは現在公開されておらず、公開タイミングも伝えられてはいないが、Steam向けにも登場するものと思われる(関連記事)。
そんな本作について、9月12日にテクニカルアップデートが実施。アップデートでは、敵AIの挙動に調整が加えられている。たとえば特定状況における不透明な障害物越しの検知システムが調整。加えてプレイヤーを15秒以上視認していない場合、頭部を狙わなくなったり、敵を初めて検知したとき、敵AIが照準を定めるまでの時間が延長されたりしている。全体的に、敵AIのエイムや索敵が下方修正されたかたちだ。
本作ではPvPvE作品として、敵AIと戦闘することもある。敵AIはプレイヤーと同様に敵を探し、発見した場合には攻撃をおこなう。しかし敵AIの発見精度やエイム精度が高すぎたため、一方的に頭を撃ち抜かれキルされてしまったり、敵AIの視界から外れているにも関わらず見つかってしまうといった状況もあった。今回のアップデートでは、“人間離れ”した敵AIの挙動に調整が加えられたかたちだ。
こうしたAI挙動のアップデートは、全難易度のスナイパーSCAVやレイダー、ローグ、PMCボット、ボスとボスの護衛に適用されるという。ただズリャーチやビッグパイプ、バードアイ、ナイトといった一部ボスは、これまで通り、広めの視野角と素早い反応速度のままとのことで、強敵としての立ち位置は維持されるのだろう。
『Escape from Tarkov』は現在クローズドベータとして配信中。11月15日に正式リリース予定だ。