Epic Gamesストア、「今後もゲームを無料で配る」との方針明かす。「昨年は約6億本無料配布した」など統計データもどどんと公開
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Epic Gamesは2月15日、「2024年のEpic Games Storeの総括」を公開した。Epic Gamesによれば、2023年に引き続き、2024年もユーザー数や消費額は右肩上がりの傾向が続いているとのことだ。またEpic Games Storeの目玉施策でもあるゲームの無料配布プログラムは好調で、2025年以降も継続方針であることが明かされた。
Epic Gamesストアでは、2018年からゲームなどの期間限定無料配布を実施している。たとえば現在は、2月21日午前1時まで『F1 Manager 2024』と『Apex Legends』のスキンが獲得できる「ローバ無料アンロックバンドル」が配布中だ。過去には『ドキドキ文芸部プラス!』や『Ghostwire: Tokyo』、『デス・ストランディング』などが配布されたことがある。こうして配布されるコンテンツは無料配布期間中にライブラリに追加することで、配布期間終了後も保有しプレイ可能となる。
この無料配布施策は多額の費用を費やすものの、通常の広告に比べると「非常に経済的(very economical)」にユーザーを獲得でき、かつ他タイトルの売れ行きも伸びると、その好調ぶりがCEOのTim Sweeney氏より伝えられていた(関連記事)。今回公開された「2024年のEpic Games Storeの総括」では、この施策を引き続き続けていく方針が語られている。
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そしてEpic Gamesは、2024年内に、計89本の無料ゲームを配布したとのこと。そうして前年無料配布されたゲームの総額(米国での価格で換算)は2229ドル(約34万円)分にのぼるそうだ。さらに、無料配布されたタイトルは約5億9500万回入手されたといい、無料配布施策に対する、ユーザーの高い関心もうかがわせるデータとなっている。
またEpic Games ストアのPCユーザー数は2023年から2500万人増加。総勢で2億9500万人に達したという。平均DAU(デイリーアクティブユーザー)や平均MAU(マンスリーアクティブユーザー)も増加しており、全体的なプレイヤーベースの増加が報告されている。加えてEpic GamesストアでPCプレイヤーが費やした額は10億9000万ドル(約1660億円)に到達。2023年と比較し15%の増加を見せるなど、好調傾向を維持し続けているようだ。
なお「2024年のEpic Games Storeの総括」では2025年の同ストアでの展開も告知されている。リリース前のコンテンツのプリロードやギフト機能の追加、新ダウンロードマネージャーの搭載などが予定されている。各種データや今後の展開について詳細が気になる人は、「2024年のEpic Games Storeの総括」で詳しく確認してみるのもいいだろう。