美少女3Dローグライト『エンドレスアリス』は「日本プレイヤーが35%以上」で世界最多。やけに熱烈な日本人気
HowlingRainは7月15日、『エンドレスアリス』についてニュースをリリース。本作の現状などが明かされた。その中では日本プレイヤーが最多割合を占めていることも判明した。

デベロッパーのHowlingRainは7月15日、『エンドレスアリス』についてニュースを更新。本作の現在の売上状況やプレイヤー数についての情報が公開されている。そのなかでは、日本プレイヤーが全体の35%を占めており“最大勢力”となっていることも明かされた。
『エンドレスアリス』は最大4人の協力プレイに対応するローグライトアクションゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語表示に対応する。
本作にてプレイヤーはスタイルの異なるプレイアブルキャラから操作するキャラを選び、広大なマップを探索しつつ、敵を倒したり装備などを探し求めたりする。そうしてキャラを強化して、ボスを倒すことにより次のエリアに進むことができる。

本作は2025年1月16日に早期アクセス配信タイトルとしてリリースされた。約1年をかけ、キャラやモンスターなどの種類を増加させる予定だそうで、これまで複数回のアップデートが実施されてきた。評価としてはすでに600件近くのユーザーレビューを集め、うち87%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。本作では、キャラごとに得意とする立ち回りが異なるためビルドを選べる余地があり、アイテムのシナジーを完成させた時には、連鎖によって延々と攻撃できるという爽快感も持ち味。また美少女キャラのかわいさを評価する声も見られ、現段階ではコンテンツ量の少なさは課題として指摘されているものの、各種要素が高い評価を獲得している。
そんな本作について、7月15日付けの発表では、日本プレイヤーの割合が発売以来全体の35%を占めており、一番多いという。ちなみに本作については、リリース当初は税込1380円での販売となっていたが、収益改善を目的として6月には価格が税込899円に変更されている。この価格改定後の購入率に限ると、日本ユーザーの購入割合は45%を超えているとのことで、高い日本人気がうかがえる。
HowlingRainによれば、高い日本人気に応えるべく、何らかの施策を用意したいとしている。ただサービス型タイトルではないためにサーバーの区分もおこなっていないことから、Steam上での施策実施ではなく、Steam外での施策導入を検討しているという。具体的には、日本国内のゲームイベントにてリワードを配布するといった手法を考えているとのこと。施策についてはユーザーからのアイデア提案も受け付けているという。

一方で、一部地域ではプレイヤー数が減少しており、一部ユーザーからはDLCとしてキャラのコスチュームがリリースされている点に、「新コンテンツ追加の進捗が遅れるのではないか」といった懸念も寄せられているようだ。これに対しHowlingRainは、コスチュームを手がける3Dチームにはリソース・作業量ともに十分に余裕があるという。モデリング作業についてはほかの部門に先行して開発完了している部分が多く、コスチュームDLCはあくまで手の空いたスタッフで、継続的な開発をおこなうための資金確保として制作されていることが説明されている。そのためメインの開発を妨げることはなく、アニメーションやリギング、スキル実装、バグ修正、数値調整など、ゲームプレイ部分については今後もプレイテストをおこないながらブラッシュアップを進め、品質向上や新コンテンツ開発にも変わらず注力していくそうだ。
プレイヤーからの好評が寄せられ、特に日本での人気も見える一方で、プレイヤーベースの減少など苦戦もあるという『エンドレスアリス』。とはいえ、人気を博している日本向けの施策を検討したり、コスチュームDLCを展開したりと、作品ファンに訴求する工夫がうかがえる。今後も正式リリースに向けたアップデートが継続されていく模様で、動向は注目されるところだろう。
『エンドレスアリス』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。