退廃美メトロイドヴァニア『エンダーリリーズ』売上150万本突破。続編の“圧倒的に好評”もあってかさらに売上伸ばす

Binary Haze Interactiveは6月27日、『エンダーリリーズ』について、全世界で売上が150万本を達成したことを発表した。

パブリッシャーのBinary Haze Interactiveは6月27日、『エンダーリリーズ(ENDER LILIES)』について、全世界で売上が150万本を達成したことを発表した。累計売上100万本を達成した2023年2月から約1年かけ、さらに50万本を売り上げたようだ。

『エンダーリリーズ』は、メトロイドヴァニアスタイルを採用した2Dアクションゲームだ。プレイヤーは主人公の少女リリィを操作し、死の雨によって滅びた王国の謎を解き明かしていく。本作は、2021年1月21日にSteamにて早期アクセス配信が開始。その5か月後となる6月22日にSteam/Nintendo Switchにて正式リリース。さらに6月29日にはXbox Series X|S、7月21日にはPS4/PS5向けにもリリースされた。そして、2022年3月24日にはNintendo Switch/PS4向けパッケージ版が発売されている。


今回、本作の累計売上150万本を達成したかたち。早期アクセス配信開始から約3年半をかけての大台達成となる。開発元公式アカウントからは、達成にともなってプレイヤーへの感謝のメッセージが贈られている。

本作はLive Wireとアドグローブが開発を手がけている。『エストポリス伝記』や『ルーンファクトリー』シリーズなどの開発元であったネバーランドカンパニーの元スタッフが多く在籍しているものの、スタジオとしては新興。そのためリリース当初こそ控えめなスタートだったものの、プレイヤーによる口コミによって評価を伸ばし、話題を獲得。一躍大人気作品となったわけだ。


Steamユーザーレビューについても、本稿執筆時点で約3万件中94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。メトロイドヴァニアとしての完成度の高さや、自由なプレイスタイルが特に評価を集めている。そのほかダークな雰囲気で描かれる世界やBGMなどについても好評を博している。そうした高い評価が、販売本数として形に現れているのだろう。

なお本作の続編となる『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト』は2024年3月よりSteam向けに早期アクセス配信中で、ユーザーレビューでは本稿執筆時点で約3300件中好評率98%の「圧倒的に好評」を獲得。続編の好評も、『エンダーリリーズ』のさらなる売上を後押ししたのかもしれない。なお『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト』の早期アクセス配信期間は半年から1年程度を予定しているといい、高評価メトロイドヴァニアの続編の正式リリースにも期待が高まるところだ。

『エンダーリリーズ』は、PC(Steam)およびNintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。なお続編となる『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。なお、同作はNintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S版の発売も予定されている。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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