Steam自由ローグライク『Elin』公式ニュースレター12月分公開、最新情報とコミュニティ情報いっぱい
個人開発者noa氏は12月22日、『Elin』のSteamストアページにて「エリンだより - 2025年12月」を公開した。

個人開発者noa氏は12月22日、『Elin』のSteamストアページにて「エリンだより – 2025年12月」を公開した。「エリンだより」は、エリンだより編集部より毎月発行されるコミュニティレターである。AUTOMATONは本レターの制作をお手伝いしていることもあり、記事としてもお楽しみいただければ幸いだ。
以下、「エリンだより – 2025年12月」となる:

冒険者諸君、ごきげんよう! こちらは《エリンだより》編集部だ。
「本当に出してしまったのか?」なんて声も聞こえてきそうだが、ティリスの妹たち待望の『Elin』月刊記事。遠くイルヴァの片隅から、冒険の手助けとなるホットな最新情報をお届けしたい。
毎月にゃんにゃんの日(22日)を楽しみにして頂ければ幸いだ。
今月のアップデート
まとめてチェック!
まずは、直近の2つの安定版アップデートをおさらいしておこう。先月からの更新では、「永遠の庭」に関わるコンテンツが多く追加された。Elonaプレイヤーにはお馴染みのラーネイレや緑髪のエレアに加え、エリシェやユニークな仔犬、機械の神「マニ」、そして「庭の主」といったNPCが、新たに庭の賓客として迎えられている。
「庭の主」はいまだ多くの謎に包まれている存在だが、大の猫好きであることは判明している。シルバーキャットを捕獲して庭に放つと、初期から共に旅してきた仲間を「覚醒」させてくれるようになるぞ。また、庭をうろついているマニの依頼をこなすことで、「できそこない」フィートを持つ機械をアップグレードすることも可能になった。
もちろん、ベテラン冒険者なら「庭の主」に挑むことも可能だが…(見た目、話し方の時点で、ヤバい存在というのは明白だろう) その他のハイライトは、ざっと以下のような感じだ。
- ギルドの新しいランクが解放。4つのギルドそれぞれに、新たなるランク特典が追加された。
- 種族「半神」が大幅に強化され、新しいプレイアブル種族「吸血鬼」が追加された。
- その他、「★Crim Ale」を含む40種類以上のアイテム・家具や、多数の新フィート。「丸太」や「グラヴィティ・ガン」といった特徴的な武器。
全アップデートの詳細は、Ylvapediaを参照して欲しい。
★Crim Ale
新アイテムとして★ルミエスト産『Crim Ale』が実装された。女神エリンの生誕を祝って特別に作られるもので、ノースティリスに広く流通している安物クリムエールとは一線を画す逸品だ。ルミエストにて1本6480オレンで購入することができる。
ゲーム序盤にはなかなか手の届かない価格かもしれないが、年に1度の贅沢を味わうのも良いだろう。

新種族「吸血鬼」実装
新たな種族「吸血鬼」が実装された。太陽の光を浴びると発火してしまう上に、火炎に極めて弱いという強烈な弱点を持っている。固有のアビリティ「コウモリ変容」を使えば安全に昼をやり過ごすことができるが、戦闘にはめっぽう弱い。昼の間は寝て過ごすのも良いだろう。
能力は全体的に高く、ゲーム開始直後でも生身である程度の戦闘をこなせるほど。特に夜には真の力が発揮され、全能力がアップする。吸血鬼にとって、夜はまさに独壇場だ。
吸血鬼は通常の食事を摂ってもまったく意味がない。生き物から直接生き血を吸う「吸血」アビリティで腹を満たすのだ。輸血パックで飢えをしのぐこともできるが、町にも野原にも“食料”はたくさん転がっている。太陽光への対策が十分でないうちはやや扱いが難しい種族だが、ベテラン冒険者でも新鮮な気持ちでノースティリスを冒険できるだろう。

新NPC『マニ』実装
イルヴァで信仰されている神の一柱《機械のマニ》は、かつて人間だったことが知られている。そんなマニが、時空を超越してさまざまな存在が集まる場所「永遠の庭」に現れた…それも、二人同時に!
鋼の『マニ』は、若いイエルスの男性だ。時計職人の養子として幼き日を過ごし、後世に多大な影響を与えた伝説の技師マニその人である。
一方、記憶を失った『マニ』については謎に包まれている。種族はイエルスとなっているが、年齢は不明。彼がいかなる存在なのか、なぜ記憶を失ったのか、今後のアップデートでの掘り下げに注目だ。

コミュニティニュース
メリージュアマス! 冒険者の諸兄諸妹も、寒さに負けず励んでいるだろうか?
このコーナーでは、最近投稿されたファンアートや、Elinコミュニティ内で盛り上がっていることを取り上げていくぞ!
Elona&Elinオンリーイベント『ルミエスト芸術観光ふらり旅』

『Elin』、およびその前身にあたるフリーゲーム『Elona』をテーマとした作品を出展できるオンライン同人イベント『ルミエスト芸術観光ふらり旅』が11月22〜23日の2日間に渡って開催された。同イベントは、ファン主催の企画として、神崎悠人氏が主催・運営を行った。
7月に開催された『西ミシリアのざらしブラックマーケット』に続き、今年2度目の同人イベントとなる。ルミエストと下水道を模したオンライン会場は、雪プチなどのアバターに扮した来場者で大いに賑わっていたぞ。
それぞれの出展スペースは多くの創作意欲あふれる冒険者たちの手で飾り付けられ、イラスト・マンガ・小説・グッズといった多くの作品が並べられていた。ゲームで使用できるMODや、ゲームの分析、ポートレートのようなゲーム内で使用できる素材の配布も見られたのも、『Elin』のイベントならではだろう。
イベント終了後は早くも、2026年6月に『ルミエスト芸術観光ふらり旅』が再び開催されることが告知された。

投稿者:神崎 悠人(カンザキ ヒサヒト)




パンティーの音色は?
欧米向けElinショート動画の存在を知らない読者も多いだろう。ノリノリなお姉さんが軽快に語る、国内向けとは一味違ったテイストの動画を、ぜひチェックしてみてほしい。
1周年記念コラボ酒「Crim Ale」

Elinの早期アクセス開始1周年を記念して、ゲーム内に登場するお酒「クリムエール」をモデルとしたクラフト酒「Crim Ale」が作られた。
芳醇な香りと、ベリー系の濃厚な甘み、それでいてすっきりとした後味は、「ふらふらになるまで飲みたい」とノースティリスの住人が口を揃えるのも頷ける飲みやすさだ。
中にはつい我慢しきれず、届いたその日に1瓶空ける冒険者もいたらしいぞ!
その他の作品紹介
これまで紹介してきた以外にも、イラスト作品やゲーム内建築物のスクリーンショットなどが日々共有されている。Elinコミュニティを盛り上げている冒険者たちの活動を、ごく一部ではあるがここで紹介したい。もしクリエイター名が異なっているものがあれば、お知らせいただければ幸いだ。





開発便り
皆さんこんにちは、noaです。いよいよ「エリンだより」が始まりました!
長期開発型のElinでは、一通り遊んでゲームから遠ざかるプレイヤーも多く、以前から、そうした方々でもゲームの近況を手軽に把握できたり、「まだ更新が続いている…」と安心感(恐怖感)を持ってもらえるような場所があればと思っていました。EA開始から一年が経ち、開発にも少し余裕がでてきたため、このたびの創刊となります。
「エリンだより」では、コミュニティのニュースやマンガなども交えて、現役プレイヤーにも復帰プレイヤーにも楽しんでもらえるよう、ティリス在住の編集者達が毎月ホットな記事をお届けしていく予定です。
このコーナーでも、開発の裏側や本音など、面白そうなエピソードを少しずつ紹介していければと思っていますので、どうぞお楽しみに!

この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。


