自由ローグライク『Elin』にて「ASMR台詞」の公募スタート。実装される“かもしれない”、男や女やドラゴンのASMR
Lafrontierは12月20日、自由ローグライク『Elin』向けに任意のキャラクターのASMR台詞の募集を開始した。

デベロッパーのLafrontierは12月20日、自由ローグライク『Elin』向けに任意のキャラクターのASMR台詞の募集を開始した。集まった台詞は参考資料などとして使用されるとのこと。
『Elin』はローグライクをベースとしたオープンワールドサンドボックスゲームである。伝統的ローグライクに近いシステムにクラフト要素やハウジング要素が加わっており、そこに重厚な世界観と物語も組み合わさって、自由で混沌とした自分だけの冒険を楽しめる作品だ。
そんな『Elin』に向け、Lafrontierは12月17日に開発版アップデートEA 23.248 Nightlyを配信した。同アップデートでは新しい家具アイテムとして「ASMR再生機」が実装された。ASMRとは「Autonomous Sensory Meridian Response」の頭文字を取ったもので、自律感覚経絡反応と翻訳されることが多い。おもに聴覚への刺激からゾワゾワとした感覚を起こすような、心地よさを提供するコンテンツとして人気が高まっている。

『Elin』ではゲーム内のボイスは存在していないため、「ASMR再生機」から流れる音声についても文字で表現されている。最初に実装されたASMRは『Elin』の世界で信仰されている女神の一柱《癒しのジュア》によるものだ。こちらは雪原の町ノイエルで毎年12月に開催される「聖夜祭」の飾り付けがアップデートで豪華になったことに伴い、聖夜祭期間中のノイエルの教会に設置されている。教会に行けば、集まった信者や観光客らを癒すジュアのASMR台詞を楽しむことができる。
また、12月19日に配信されたアップデートEA 23.249 Nightlyでは新たに《地のオパートス》のASMR台詞も追加された。こちらは大地の化身である原初の神らしく、豪快そのもの。オパートスのASMR再生機からは、ゴリゴリと何かを削るような音や、何かを潰すような音などが聞こえてくる。大爆音のCM音声のように耳をつんざく笑い声も低確率で再生される。また、その翌日の12月20日にはアップデートEA 23.250 Nightlyが配信され、歌と踊りを愛する女神《月影のホロメ》のASMR台詞も実装されていた。
こうした一連のアップデートを経て、他のキャラクターについてもASMR再生機に向けた台詞を追加するため、ASMR台詞の提出フォームが設けられることとなった。提出フォームには、『Elin』Steamストアページにて公開されているDiscordサーバーよりアクセス可能だ。なお、提出された台詞についてはそのまま実装されるわけでなく、あくまでも参考資料として使用するとのこと。

ちなみにこうしたASMR台詞の実装の背景には、『Elin』の前作にあたる『Elona』の時代から存在する「神の電波」がある。信仰している神の台詞が、敵を撃破したときや眠りにつくときなどにプレイヤーに届くというものだ。『Elin』『Elona』の世界の神々を身近に感じられるとあって、プレイヤーたちの間でも人気の要素のひとつである。
今後実装されるASMR台詞については、神以外のキャラクターたちも対象となっているようだ。とてもASMRなどとは関わりのなさそうなキャラクターも含め、『Elin』の個性豊かな面々にいかなるASMR台詞が用意されることになるか、注目したい。
『Elin』はPC(Steam)向けに、税込2980円で早期アクセス配信中だ。
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