『エルデンリング』DLCアプデで調香瓶・刺突盾・血鬼の腕など、“想定よりも強すぎた”武器不具合どどんと修正。逆手剣の「速斬」にも調整入る
フロム・ソフトウェアは7月4日、『エルデンリング』に向けて最新アップデート1.12.3を配信開始した。おもにDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」におけるバランス調整、不具合修正が実施されているとのこと。
今回のアップデートではまず、戦技「速斬」において、他プレイヤーに対する威力と、切り裂く真空部分がヒットした際のダメージモーションを下方修正。新たな武器種である逆手剣専用の戦技であり、特に対人戦で強力であるとして注目を集めていた。今回弱体化調整となったかたちだ。
このほか強さが話題となっていた調香瓶や刺突盾などについては、不具合があったようだ。調香瓶の戦技「連なる火花の香り」においては、想定よりも多くのダメージが発生する場合がある不具合が修正。また武器「雷の調香瓶」、「狂い火の調香瓶」において、ダメージが二重に発生する場合がある不具合が修正された。さらに刺突盾のガードを伴う攻撃においては、敵の攻撃をガードした際のスタミナ消費量が想定と異なる不具合が修正されている。これで巨大敵などを一気に倒す戦法などは難しくなりそうだ。
そして武器「血鬼の腕」において、属性を付与した際の神秘の能力補正と、強攻撃およびタメ攻撃の状態異常の蓄積量が、想定よりも高くなっていた不具合も修正。それぞれDLC発売後に強さから大きな注目を集めていたものの、想定されていない挙動だったようだ。
一方でボス「黄金カバ」のガードできない噛みつき攻撃が、想定よりプレイヤーキャラクターにヒットしやすい現象が不具合として修正。また「黄金カバ」、「宿将ガイウス」との再戦時のボスの配置を、初戦時と同じ位置に変更されるなど一部ボス側にも調整がおこなわれている。詳細は公式パッチノートを確認されたい。
さまざまな修正・調整が実施されたDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」。強力さから注目されていた複数の武器は想定されていないバランスとなっていたようで、修正後の使い心地がどう変化しているかも注目されるところだろう。
『エルデンリング』およびDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」はPC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。ゲーム本編とDLCを同梱する「SHADOW OF THE ERDTREE EDITION」も販売されている。