『エルデンリング』最新アプデで「レラーナ」関連装備が脚光浴びる。戦技も魔術もタリスマンも強化、“レラーナ推し”の強化アプデ


フロム・ソフトウェアは9月11日、『エルデンリング』に向けて最新アップデート1.14を配信した。同アップデートではおもにDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」における最終ボスが下方修正された。そのほかにも各種バランス調整がおこなわれており、特に「レラーナ」に関連した装備が大幅に強化され、有用になったとの報告が相次いでいる。

『エルデンリング』は、フロム・ソフトウェアが手がけるアクションRPGだ。DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」では新たな舞台となる「影の地」にて、神人ミケラにまつわる物語が描かれる。


今回配信されたアップデート1.14では、DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」の最終ボスの各種挙動、威力の調整を中心として、さまざまな調整が加えられた(関連記事)。このほか、特に注目されているのが「双月の騎士、レラーナ」に関連する装備や魔術の強化だ。レラーナの双剣やその戦技「月と火の構え」、レラーナのカメオをはじめとした一式がすべて強化されたかたちだ。

「レラーナのカメオ」は、エンシスの城砦にて入手できるタリスマンだ。効果としては、一定時間構え状態を継続した際、構えからの攻撃が強化されるというもの。対象となる攻撃は、居合や構え、片翼の構えといった武器種ごとの戦技や、「夜と炎の構え」「束の間の月影」といった、武器特有の戦技がある。

アップデート1.14以前では、この効果を発動するためには約1秒構え状態を継続する必要があった。実際には戦技を発動する際に構えるモーションもあるため、タリスマンの効果を乗せた攻撃を打つまでには、より長い時間がかかっていた。加えて、そうして放たれた攻撃も、約15%のダメージ上昇にとどまっていた。そのため、構え状態に時間をかける割には得られるリターンが少ない、といった使い所の難しさもあった。


しかしながらアップデート1.14の強化により、構え時間がおよそ半分まで短縮。さらにダメージの上昇率に関してはユーザー検証の結果、約15%から約45%まで向上していることも報告されている。発動可能なタイミングが増えただけでなく、ダメージも増加したために、実用的になったとの声もSNS上で相次いでいる。

またレラーナを撃破し「双月の騎士の追憶」を交換することで入手できる武器「レラーナの双剣」にも構え状態を経由する戦技「月と火の構え」が存在。こちらは構えから通常攻撃と強攻撃の2つの派生がある戦技だが、今回のアップデートで敵の体勢の崩しやすさなどが上方修正された。さらに武器そのものに対して知力、信仰の能力値が低い状態での能力補正が上昇。レラーナのタリスマンと組み合わせることで、今回の上方修正の恩恵を最大限享受できるとして、“相乗効果”も注目を集めている

なお今回のアップデートでは、「双月の騎士の追憶」で交換できる魔術「レラーナの双月」についても調整が加えられ、2発目までの攻撃範囲が拡大するといった上方修正がおこなわれた。このほかアップデート1.14では武器「流紋の短剣」や戦技「王朝鎌技」なども強化されているものの、レラーナに関連する装備などがまとめて強化されたためか、一躍脚光を浴びる“レラーナづくし”アップデートとして話題になっているかたちだ。

ちなみにアップデートではこのほか「坩堝の諸相・針」および「花」や、「神鳥の羽」といった、扱いの難しかった祈祷も強化を受けている。公式パッチノートを確認しつつ、強化された武装をそれぞれ確かめてみるのもいいだろう。

エルデンリング』およびDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」はPC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに販売中。ゲーム本編とDLCを同梱する「SHADOW OF THE ERDTREE EDITION」も販売されている。