『エルデンリング』DLC最終ボスを「一撃で倒すビルド」研究、どんどんオーバーキル化。“ワンパン”で10万ダメージ超え
『エルデンリング』のDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」の最終ボスをたった一度の攻撃で倒したというプレイヤーが複数現れている。海外メディアGamesRadar+が伝えている。なお本稿にはDLCの最終ボス戦の動画が含まれるため、留意されたい。
『エルデンリング』は、フロム・ソフトウェアが手がけるアクションRPGだ。DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」では新たな舞台となる「影の地」にて、神人ミケラにまつわる物語が描かれる。
今回、ストリーマーのAinrun氏がDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」の最終ボスをたった一度の攻撃で倒したことを報告し、注目を集めている。同氏が投じた動画を見ると、約50秒にわたりボス直前で“下準備”がおこなわれていることを確認可能だ。
下準備では自分が発狂状態になると攻撃力が上がる兜「黒団子」を装着しつつ、狂い火石で発狂状態を自ら発動。また発狂の蓄積を待つ間には物理攻撃力と神秘を高める「聖なる血肉」や、カット率が下がるものの攻撃力とスタミナ最大値を高められる「狂熱の香薬」を使用し。さらに武器「宿将の軍旗」の固有戦技を用いてバフをかけている。その後すかさず兜を「キノコの王冠」に、タリスマンを「腐敗眷属の歓喜」に変更。いずれも周囲で毒・腐敗状態が発生すると攻撃力がアップする装備だ。この状態で生肉団子を食べて自ら毒状態になり、攻撃力を上げている。
そして今度は周囲で出血状態が発生すると攻撃力が上がる兜「白面」、およびタリスマン「血の君主の歓喜」を装備し、戦技「切腹」を用いて自らに出血ダメージを与えて攻撃力を底上げ。さらに最後の仕上げとしてタリスマンをHPが減少するほど与えるダメージを上昇させる「赤羽の七支刀」、および刺突攻撃特有のカウンター攻撃を強化する「槍のタリスマン」に変更。兜を変更して被ダメージも与ダメージもアップする「羅刹」シリーズ一式を身にまとい、ようやくボス戦を開始した。ちなみにボス戦時のほか2つのタリスマンは、武器両手持ち時の攻撃力を高める「両手剣のタリスマン」とタメ攻撃を強化する「斧のタリスマン」だ。
ボス戦では武器を「火の騎士の大剣」に持ち替え、次の一撃の威力を大きく高める戦技「王騎士の決意」を発動。こちらに突進してくる最終ボスに9万3598ものダメージを与え、一撃で葬り去った。ちなみに第二段階に移行する際のカットシーンは通常どおり再生されるものの、カットシーン終了後すぐさま第二形態の最終ボスは倒れ、戦闘終了となる。
ちなみにDLCの最終ボスを一撃で倒す挑戦はAinrun氏以前にも複数のユーザーが試みてきた。それぞれAinrun氏のように、自ら状態異常を発動させるバフや、タリスマンで火力の底上げをおこなうビルドが用いられてきたようだ。弊誌で確認するかぎり、DLC発売後10日以内に最終ボスを一回の祈祷、あるいは近接攻撃で一撃で倒したことを報告する動画がみられる。
そしてAinrun氏は最終ボスを一撃で倒すだけに飽き足らず、最大限のダメージを出せないか挑戦を続けている様子だ。上述の動画の後におこなわれたライブ配信では、さらにダメージを底上げして約10万5000ダメージを記録。武器「翼の大角」の固有戦技で最終ボスの防御力を下げることで、さらなるダメージアップを実現したようだ。
発売から1か月を迎えるDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」。通常の攻略にくわえてさまざまな攻略法や遊び方が考案されており、ボスを一撃で倒す試みもさらに研究が進んでいる様子だ。一風変わったボス攻略を試してみる場合にはAinrun氏などの“ボスワンパンビルド”を参考にしてみるのも面白いだろう。
『エルデンリング』およびDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」はPC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。ゲーム本編とDLCを同梱する「SHADOW OF THE ERDTREE EDITION」も販売されている。