『エルデンリング』のDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」における、“黄金樹の苗木のような木”の周囲で発生する不思議な現象が注目されている。黄金樹にまつわる設定上の演出という見方もある一方で、黄金樹とは無関係の装備も意外といろいろ光るようだ。
『エルデンリング』は、フロム・ソフトウェアが手がけるアクションRPGだ。DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」では新たな舞台となる「影の地」にて、神人ミケラにまつわる物語が描かれる。
影の地のとある場所には、黄金樹の苗木とみられる金色の木が植わっている。そしてこの苗木に近づいた際に“特別な仕様があるのではないか”といった推察が投じられ、注目を集めている。黄金樹の苗木について報告したのは、本作の人気コンテンツクリエイターであるZiostorm氏だ。同氏はユーザー報告に基づいて判明したという現象を紹介。「黄金樹の大盾」を装備して黄金樹の苗木に近づくと、盾に絡みついた根が金色に光るという。
黄金樹の大盾は、本編のアルター高原のツリーガードを倒すと入手できる装備だ。そしてツリーガードは防具の公式説明によると、黄金樹に仕える重騎士とされる。影の地の黄金樹の苗木の近くにもツリーガードが出現。そうした設定上の繋がりを踏まえると、黄金樹の苗木に近づくと黄金樹の大盾が光る現象は興味深く、意図的な演出にも思えるかもしれない。
一方でZiostorm氏の報告を受けて、国内外のユーザーがさまざまな“光る装備”を検証。この結果、意外といろいろな装備が光ることが報告されている。たとえばあるユーザーは「グレートクラブ」が光ったことを報告。グレートクラブ自体は公式説明で「黄金樹の枯れ枝」とされているため、これも黄金樹に関わる演出という可能性はある。
ただ、黄金樹の苗木の近くではこのほかにもさまざまな装備が光り輝くことを確認可能。弊誌で検証したところ、黄金樹とは無関係とみられる木製の装備のほか、ガンメンの盾なども光り輝くことを確認できた。多種多様な装備で光るかどうかを検証するユーザーも現れており、中でもXユーザーの標識@Zuka氏は、一部例外はあるものの「木材・植物系・石・血などの汚れ、布、骨」が光、金属系は光らないことを報告している。
黄金樹の苗木の周囲で一部装備が光り輝くという不思議な現象。黄金樹は本編の狭間の地を象徴する存在であり、意味深に植わった苗木も特別な仕様になっている可能性はある。黄金樹の苗木が内部的に特殊な光源として扱われているのか、それともやはり黄金樹にまつわる装備が光り輝く仕様なのか。原因は不明ながら、いずれにせよ興味深い現象として注目を集めている様子だ。
なお黄金樹の苗木は、影の地の見つけづらい場所に植わっている。発見していない場合は、ユーザーが残したメッセージなども参考にしつつ探索を進めてみるといいだろう。
『エルデンリング』およびDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」はPC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。ゲーム本編とDLCを同梱する「SHADOW OF THE ERDTREE EDITION」も販売されている。