『エルデンリング』DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」にて登場した新武器が、ビルド次第でボス「霊炎竜」を一撃で倒せることが報告され注目を集めている。なお本稿にはDLCの武器に関する情報やボス戦の動画などが含まれるため、留意されたい。
『エルデンリング』は、フロム・ソフトウェアが手がけるアクションRPGだ。DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」では新たな舞台となる「影の地」にて、神人ミケラにまつわる物語が描かれる。同DLCではやり込んだプレイヤーにも新たな挑戦を届けるためか、敵攻撃力の調整などに本編と独立した厳しさが見られる。一方で影の地限定の新たな強化システムとして「影樹の加護」および「霊灰の加護」が用意。また影の地で入手できる強力な新装備品や魔術など、さまざまな要素を駆使して攻略を進めることになるだろう。
霊炎竜は、既存の竜系ボスをベースとしたDLCの新たな敵だ。竜系ボスの攻撃モーションをベースとしつつ、踏みつけ攻撃から霊炎が生じるなど、厄介な強化もほどこされている。なお骨がむき出した見た目から察せられるように、骸骨系の敵や死儀礼の鳥と同じく「死に生きるもの」に該当する敵となっている。今回コンテンツクリエイターのGinoMachino氏が、そんな霊炎竜を一撃で葬る動画を投稿して注目を集めている。武器はDLCの新武器「黒鉄の大槌」で、戦技には本編にて入手可能な「聖なる刃」が用いられている。
霊炎竜も影の地のほかのボスと同じく体力はかなり高め。そんな霊炎竜を一撃で葬ることができる理由は、死に生きるものに黒鉄の大槌や聖なる刃が特に有効なためだろう。黒鉄の大槌は、墓地平原エリアの慰めの教会にいる黒騎士から入手できる新武器だ。その名のとおり武器種は大槌で、装備に必要な能力値は筋力25/技量11/信仰17。衝撃波を放つ特殊なガードカウンターを備えるほか、戦灰により神聖を付与属性にすると大きく威力が高まる特徴をもつ。
そして死に生きるものに対しては聖属性の攻撃が有効なため、神聖派生して聖属性に特化させた黒鉄の大槌はかなり効果的となる。さらに死に生きるものには、聖律系の戦技や祈祷、壺なども有効。信仰を高めて黒鉄の大槌の聖属性攻撃力を底上げしつつ、聖律系の戦技「聖なる刃」を用いる等、死に生きるものに対して有効な手段を併用することで、上述の動画のように霊炎竜を“ワンパン”することもできるということなのだろう。
なお霊炎竜は攻略上撃破は必須ではないものの、倒すと貴重な古竜岩の喪色鍛石をドロップする。そして霊炎竜は影の地に複数存在するため、すべて集めたい場合には骨が折れるところだろう。信仰を高めるビルドを用いている場合は、黒鉄の大槌と共に聖律系の戦技を用いるGinoMachino氏の戦法を参考にしてみるといいかもしれない。
ちなみにDLCでは黒鉄の大槌のほか「黒鉄の両刃剣」も登場。こちらも特殊なガードカウンターや神聖派生で威力を底上げできる特徴は共通している。筋力に特化しないビルドを用いている場合は、こちらを利用するのもいいだろう。
多種多様な新装備が追加されたDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」。汎用的に強い武器もさまざま報告されている一方で、今回の“霊炎竜ワンパン”ビルドのようにボスに応じて特化した装備を組んでみるのも面白いだろう。手強いボスも点在する影の地では、あるいは特化装備を準備する方がかえって手早く攻略できる場合もあるかもしれない。
『エルデンリング』およびDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」はPC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。ゲーム本編とDLCを同梱する「SHADOW OF THE ERDTREE EDITION」も販売されている。