『エルデンリング』DLCで「ゴーレムとスライムのイチャイチャ」が目撃される。遺跡の中で身を寄せ合うふたり
『エルデンリング』DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」の「鍛冶遺跡」系のダンジョンにて、敵対キャラクター同士が触れ合っている姿がほっこりするとして話題になっているようだ。海外メディアDualSHOCKERSが報じている。なお本稿にはDLCの敵などに関する言及やスクリーンショットが含まれるため、留意されたい。
『エルデンリング』は、フロム・ソフトウェアが手がけ2022年2月に発売されたアクションRPGだ。広大なオープンワールドを舞台としつつ、『ダークソウル』シリーズなど同スタジオ過去作のゲームプレイを色濃く継承。ボス戦をはじめ、手強い調整となっている戦闘なども特徴だ。そして本作にとって最初で最後の大型DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」では新たな舞台となる「影の地」にて、神人ミケラにまつわる物語が描かれる。
そんな本作で“心温まる”瞬間に出会うことがあるとして、SNS上で話題になっているようだ。その場面に出会える場所は「鍛冶遺跡」系のダンジョン。鍛冶遺跡には「混種」のほかゴーレム「鍛冶ゴーレム」とスライム「溶鉱雫」といった敵が存在している。そして遺跡内では、鍛冶ゴーレムが溶鉱雫を優しくなでている場面に遭遇することがあるのだ。この一部始終はゲーム中に犬を撫でられるかどうかを報告する人気XアカウントCanYouPetTheDogによってX上に投稿され、多くの注目を集めている。
上述の投稿には、実際に鍛冶遺跡へたどりつき、この場面に遭遇したプレイヤーたちも反応。2体が穏やかに寄り添っているところを目にして、戦う気が失せたという声や、見かけても戦わずにスルーしたというような声が相次いでいる。またうっかり矢で溶鉱雫を倒してしまい、罪悪感に苛まれたとするプレイヤーも散見される。ちなみに溶鉱雫だけを倒すと、ゴーレムが虚空をなで続けるようだ。悲しげである。
とはいえ、鍛冶ゴーレムと溶鉱雫は共に強力なモンスター。阿吽の呼吸で襲いかかってくるほか、鍛冶ゴーレムは攻撃力が高く、弱点をさっさと攻撃しなければあっという間に体力が削られる。やらなければやられる。この世界に慈悲はなく、情は無用である。
なお『エルデンリング』では敵キャラクター同士が相互にかかわりあうことも多い。古隕鉄の鍛冶遺跡では今回話題となった寄り添う鍛冶ゴーレムと溶鉱雫だけでなく、溶鉱雫の攻撃を受けた混種が溶鉱雫に向けて殴りかかるという場面も見られる。ほかにも影の地では血鬼たちが戦いを繰り広げていたり、モースの廃墟から南に下った場所でドラゴンとメスメル軍の戦闘が見られたりと、本編に引き続き敵キャラクター同士のインタラクションは多彩だ。そのなかでも敵同士が寄り添うという珍しい場面として、鍛冶ゴーレムと溶鉱雫が触れ合う牧歌的な光景が多くの反応を集めているようだ。敵同士の敵対関係、あるいは協力関係を観察してみて、世界観に想いを馳せてみるのもいいだろう。
『エルデンリング』およびDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」はPC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに販売中。ゲーム本編とDLCを同梱する「SHADOW OF THE ERDTREE EDITION」も販売されている。
【UPDATE 2024/7/2 15:25】
誤字を修正