フロム・ソフトウェアは7月30日、『エルデンリング』に向けて最新アップデート1.13を配信開始した。おもにDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」におけるバランス調整、仕様改善、不具合修正が実施されているとのこと。
今回のアップデートでは、PvP/PvE共に多数の装備・戦技・魔術/祈祷にバランス調整が入っている。目立つ調整としては、以前にも弱体化を受けた戦技「速斬」がさらに弱体化、踏み込みによる移動距離の短縮および、攻撃後硬直の延長を受けている。また、特に大型ボスに対して大ダメージを叩き出していた魔術「拒絶の刺」の威力などが下方修正された(関連記事)。目立つ強化としては、「威力が低すぎる」といった指摘を受けていた祈祷「火の雨」の威力が上方修正され、敵へのヒット間隔も短縮されている。
ほかに注目の調整としては、遺灰の全体的な強化があげられる。バランス調整として、霊灰の加護が5以上の場合における、霊体の攻撃力とダメージのカット率の上昇率が上方修正された。また、遺灰を+8以上に強化した際の、霊体のHPと攻撃力も上方修正。そして霊体の体勢の崩されにくさについても軒並み上方修正され、一部霊体についてはそれぞれの強化が施されている。なお、この一連の強化は「写し身の雫」を除く。ほかの遺灰が従来より頼れる存在になりそうだ。
そのほか、霊馬死亡中に「霊馬の指笛」を使用した際のメッセージの改善や、「特定のボス戦エリア内にあるNPCの召喚サインの配置を調整」「一度召喚サインに触れるだけでNPCを召喚できるように調整」といった変更が実施されている。ボス戦にてリスクの高い位置にサインがあったり、ほかプレイヤーのメッセージと被ってしまっていた問題への対策だろう。今回のアップデートでは、ほかにも多数の調整が盛り込まれているため、さらなる詳細は公式パッチノートを確認してほしい。
『エルデンリング』およびDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」はPC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。ゲーム本編とDLCを同梱する「SHADOW OF THE ERDTREE EDITION」も販売されている。