『Deus Ex』シリーズ開発元Eidos-Montréal、昨年に続き大規模レイオフ実施。複数のプロジェクトを抱えるも、再配置する余裕がないとして
Eidos-Montréalは4月1日、最大75名の従業員を解雇すると発表した。同スタジオでは、昨年1月にも97名規模のレイオフを実施していた。

デベロッパーのEidos-Montréalは4月1日、最大75名の従業員を解雇すると発表した。同スタジオでは昨年にもレイオフ(一時解雇)が実施されており、当時には『Deus Ex』シリーズ新作の開発が中止されたとも報じられていた。
同スタジオは、カナダ・モントリオールに拠点を置くデベロッパーだ。『Deus Ex』シリーズや『トゥームレイダー』シリーズのほか、近年では『Marvel’s Avengers』や『Marvel’s Guardians of the Galaxy』の開発に携わったことで知られる。長らくスクウェア・エニックスの傘下にあったが、THQ NordicやPLAIONなどを擁するEmbracer Groupに2022年に買収されている。
今回Eidos-Montréalは、最大75名の従業員を解雇する計画を発表した。抱えていた任務のひとつが完了を迎える一方で、現在も進行中のプロジェクトやサービスに、その余剰人員を再配置する余裕がないことが理由とのこと。また、スキルやスタジオへの献身度により対象者が選ばれるわけではなく、経験と才能豊かなスタッフを手放すことになるとし、同スタジオとして彼らの再就職をサポートするとした。
先述したように、同スタジオでは昨年1月に97名の従業員を解雇しており、今回はそれに続く大規模なレイオフの実施となる。前回は、親会社Embracer Groupの組織再編プログラムや、世界的な経済状況および業界の課題の影響が理由として説明された。Embracer Groupは、多数のスタジオ・IP買収により急成長を遂げたが、2022年頃から経営状況が悪化。その後組織再編プログラムが策定され、傘下スタジオの閉鎖や売却が進められている。そうした事業の再編や市場の変化などによりレイオフが実施される例は、近年ゲーム業界全体でも大きな割合を占めているようだ(関連記事)。
なお、今回の発表にて言及された、抱えていた任務のひとつとは何を指すのかは不明。ちなみに前回のレイオフ時には、Eidos-Montréalは『Deus Ex』シリーズの新作を2年にわたり開発していたものの、未発表のまま開発中止になったとの報道があった。また、同スタジオは代わりとなるオリジナルIPの開発に注力する予定であるとも報じられた(関連記事)。
Eidos-Montréalは今回の発表の中で、現在進行中のプロジェクトが複数存在することを示唆し、引き続きそれらに取り組んでいく方針を述べている。そのプロジェクトのひとつは、マイクロソフトのアクションRPG『Fable』だと思われる。同作はマイクロソフト傘下のPlayground Gamesが開発を担当しており、Eidos-Montréalが開発サポートとして参加することが昨年発表された。このほかにどのような作品に携わっているのか、今後の発表に注目が集まるところだろう。