『Escape from Tarkov』本日の大型アプデPatch 0.15のパッチノート公開。グレネード罠「トリップワイヤー」や新システム「マラソン」「カルマ」など新要素の詳細いろいろ
デベロッパーのBattlestate Gamesは8月20日、『Escape from Tarkov』にて本日実装予定のPatch 0.15.0.0のパッチノートを公開した。新要素の詳細がさまざま明かされている。
まずPatch 0.15.0.0では大きな変更として、既存のマップ「Factory」がリワーク予定。元のレイアウトや主要なオブジェクトなどを維持しつつ、完全に再設計されているという。また工場の一部と4つの作業場をつなぐcellearエリアや、行き止まりだった複数の場所に通路が追加されているとのこと。
そして本パッチでは、新たなボス「Partisan」も実装。トリップワイヤーやブービートラップの扱いに長けた、単独行動するボスだそうで、森林系の場所(forest-type locations)に出没するという。
またPatch 0.15.0.0では隠しパラメータとなる「Karma」が実装。Karmaはプレイヤーが不誠実(dishonest)なプレイスタイルだと減少し、正直(open)なプレイスタイルでは増加していくという。なお先述したPartisanは、カルマが低いPMCが参加したレイドでは出現しやすいそうだ。またPartisanはカルマの低いScavも標的にしてくるという。
このほか本パッチではPvPモードでのみ実装される新ゲームイベント「Marathon」も実装。マップを脱出するのではなく、特定の場所から別のマップにそのまま移動するシステムとなる。移動の際には所持品の一部を、一定の金額支払うことでスタッシュに移動することも可能だそうだ。なおイベント終了後には、Marathonにおけるマップ移動システムは通常レイドでも利用可能になるという。
また先日のトレイラーでお披露目されていた「Tripwire」についても詳細が発表。Tripwireは、消耗品である「Tripwire installation kit」を用いて設置できる罠だそうだ。同アイテムは、レイドで見つけたり、フリーマーケットで購入したりすることはできず、Jaegerの一連のタスクを完了後に購入可能とのこと。なおTripwireを発動させた場合、どのグレネードでも即座に爆発するわけではなく、種類ごとの爆発までの時間がそのまま反映されているそうだ。またTripwireは解除が可能で、マルチツールを持っていれば解除時間を短縮可能。また一定時間が経過すると、自然に解除されるそうだ。
このほか今回のアップデートでは、武器に取り付けたバイポッドを展開することが可能に。またHideoutにも、武器を展示できるマネキンを飾れる「Gear Rack」やカルト教団にアイテムを献上して贈り物をもらえる「Cultist Circle」といった新要素が実装される。
ほか、NPCのAIにも調整が実施。作中設定での派閥関係が行動により反映されるような調整がおこなわれ、さらにPvEモードでは複数の行動パターンが実装されるようだ。また、新武器としてサブマシンガン「UZI」やアサルトライフル「SR-3M」、ピストル「Desert Eagle」、ライトマシンガン「M60E4」が実装される見込み。またそのほかにも、さまざまな調整や不具合修正が行われる予定だ。詳細はパッチノート(英文)を確認されたい。なお本パッチ適用にあわせて、PvPモードのプレイヤーのデータがリセットされる「ワイプ」が実施される見込みだ。
『Escape from Tarkov』のPatch 0.15.0.0は本日実装予定。アップデートの所要時間として約8時間が見込まれており、実装は日本時間8月20日23時ごろとなる予定だ。ただし必要に応じて延長される可能性もあるとのこと。