『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』でゼルダによる“外道プレイ”がにわかに流行る。誰が呼んだか“厄災ゼルダ”


任天堂は9月26日、『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』をリリースした。SNS上では、本作におけるゼルダの傍若無人ぶりが話題となっている。なお本稿には本作の内容が記載されているため、留意されたい。

本作は、『ゼルダの伝説』シリーズ最新作となる見下ろし型ゲームだ。舞台となるのは謎の裂け目が生じ、人々を飲み込む「神隠し」が発生したハイラル。リンクもまた裂け目に飲み込まれてしまい、ゼルダ姫は民やリンクを救うため冒険を繰り広げる。

冒険にあたってはトリィロッドを授かるのだが、この杖で“カリモノ”の力を使えるようになる。テーブルや木箱、ベッドといったものを借り、作り出すことができるのだ。さらに魔物たちも“カリモノ”とすることが可能。さまざまなものをお借りして、障害を乗り越えたり、バトルをこなしたりする。


そんな本作におけるゼルダの“外道プレイ”が話題となっているようだ。SNS上では、火をまとっている魔物「キャンゾル」を村の畑に召喚し、“焼き討ち”をおこなったり、バクダンを落とす魔物「クリーピー」をハイラル城の騎士の上に落としたりなど、迷惑をかけまくるゼルダの様子がうかがえる。

本作では先述の通り、魔物を召喚しゼルダの代わりに戦わせることができる。実際には“カリモノ”としてお借りしているだけであり、村人に直接危害を加えることもないのだが、はたから見れば、ゼルダが村を襲っているようにも見えてしまうだろう。

また本作では家の中などで壺を破壊したりすると、住民が大きく驚く描写が見られる。そうしたリアクション見たさに壺を破壊しまくる様子なども動画として挙げられており、ゼルダのやんちゃな振る舞いが国内外問わず多くシェアされている。


ゼルダ自らがハイラルの地を冒険する、珍しいかたちとなっている『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』。トリィロッドによって借りた多種多様なものが、攻略ではなく“いたずら”などとしても使われているかたちだ。こうして村を焼いたり、住民をいじめたりできるゲームプレイは本作の自由度を表しているものともいえる。カリモノなどを活用した“外道プレイ”は、誰が呼んだか「厄災ゼルダ」として広く話題となっているようだ。

『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』はNintendo Switch向けに販売中。