“音だけ”脱出探索ゲーム『Echo Maze』発表。視覚情報ゼロ、情報と「罠」を聴き分けて立体音響迷宮を脱す

個人ゲーム開発者のSoliloq-You氏は8月25日、『Echo Maze』を発表。本作は聴覚で探索するパズルゲームで、2025年秋冬頃のリリースを予定している。

個人ゲーム開発者のSoliloq-You氏は8月25日、聴覚探索パズルゲーム『Echo Maze』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内インターフェイスは日本語表示に対応予定で、2025年秋冬頃の発売を予定している。

『Echo Maze』は、聴覚からの情報だけを頼りにプレイする聴覚探索パズルゲームだ。本作の大きな特徴は視覚的な情報が一切存在しないこと。プレイヤーは真っ暗な画面のなか、ゲーム内の“音だけ”を頼りに、迷宮からの脱出を試みることとなる。3D立体音響によるリアルな没入感のあるゲームプレイが特徴的で、爆弾の起爆音やガラスの割れる音、ワープ装置の音など、脱出の糸口となる聴覚情報を聞き逃さないようにプレイすることが求められる作品だ。

プレイヤーは自身の想像力を頼りに、音から得た情報で上下左右の情景を脳内に描きだし、迷宮をマッピングしていくこととなる。ただし本作に使用される音のなかには、プレイヤーを惑わす「罠」も存在するとのこと。時計の音だと思っていた物体が、実は爆弾のカウントダウンだったなどというパターンも存在するのかもしれない。そういった罠を聞き分けるために、プレイヤーは聴覚を研ぎ澄ましてプレイする必要がありそうだ。

本作は音だけが頼りとなる性質上、ヘッドホン・イヤホン環境でのプレイが必須とされている。ゲーム画面やグラフィックス面に一切頼らない、没入感と創造力が肝となる斬新なゲームシステムのなかで、どのようなゲームプレイが展開されていくのか注目したい。

なお開発者のSoliloq-You氏は本作の発表にあわせてXに新アカウントを開設している。本作の新情報や同氏の活動については、同氏の公式Xアカウントをフォローしておくといいだろう。

『Echo Maze』はPC(Steam)向けに、2025年秋冬頃の発売を予定している。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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