レーン合体混乱系Steam無料リズムゲーム『Ease Out』間もなく有料化へ。“リメイク級リニューアル”で生まれ変わるので

Float Gaming Studioは『Ease Out』を0.99ドルへ有料化すると発表した。本作は2022年11月より早期アクセス配信されていた、レーンの数が次第に減っていくリズムゲームだ。

パブリッシャーのFloat Gaming Studioは、ON Gaming Studioが手がけるリズムゲーム『Ease Out』を、0.99ドルへ有料化すると発表した。有料化の時期は未定。有料になる前にライブラリに追加しておけば、有料化後も無料でプレイすることが可能だ。なお本稿執筆時点では日本語には対応していない。

『Ease Out』は、ノーツが流れる「レーン」が時間とともに統合されていくリズムゲームだ。通常のリズムゲームのように、当初は5つのレーンが存在し、それぞれのレーンに流れるノーツをタイミングよく叩いていく。しかし、楽曲の途中でレーンが5つから順番に減っていき、最終的には1つへと統合。簡単になるように思えて、どんどん難しくなっていくことが特徴だ。

本作のノーツは、5つのレーンに対応した色が設定されている。ゲームプレイは、ノーツが判定線と重なるタイミングで色に対応したキーを押すというベーシックなスタイルだ。しかし、レーンが統合されると、1つのレーンに複数の色が混在するようになる。最終的には1つのレーンに5色のノーツが流れ、タイミングよく色に対応するキーを押していくという、混乱必至のリズムゲームとなっている。

本作は2022年11月に、ON Gaming StudioよりSteamでの早期アクセス配信が開始された。ON Gaming Studioによれば、本作は数日間で制作されたゲームであり、当初は商業的な性質はなかったという。しかし本作の革新的なシステムが注目を集め、2022年末には中国国内でいくつかのレーベルとの楽曲締結や投資を受けることが決定。核となるゲームプレイを引き継ぎつつ、UIの刷新やキャラクターとストーリーの追加など大規模に作り変える設計書が完成していた。ただその実装には困難をともない、2024年6月にプロジェクトは凍結されたという。そうした影響もあってか、Steamでは2023年5月のアップデートを最後に、約2年間アップデートがおこなわれてこなかった。

そんな中、3月21日にFloat Gaming Studioが正式にプロジェクトを引継ぎ、大型アップデートがおこなわれることが発表された。また、価格を0.99ドル(約150円)へ変更することも発表されており、為替レートに準じた日本円価格になることが想定される。同発表では刷新されたUI、楽曲エディタ、ノーツの色に対応した5人のキャラクターを選択するフォーメーションシステムなどが確認できる。

また、中国国内でクラウドファンディングも実施予定とされており、前述した開発経緯やシステムの詳細も発表されている。同発表によると、各キャラクターには異なるスキルがあり、経験値による強化要素もあるようだ。また、Unityエンジンを使用した実質的なリメイクでもあることも伝えられている。Steam上で段階的に大型アップデートをおこない、正式リリースは2025年後半から2026年初頭が予定されているようだ。さらに、モバイル向けの展開も現在検討中とのこと。

『Ease Out』はPC(Steam)にて無料で早期アクセス配信中。0.99ドルへ有料化予定で時期は未定だ。

Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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