ホラータイピングゲーム『Dyping Escape』Steamにてお披露目、7月発売へ。“呪われたタイピングゲームに殺される”ホラーゲームが、ローグライク要素も備え大幅アップグレード

ヘビサイドクリエイションは2月12日、『Dyping Escape』のSteamストアページを公開。2025年7月のリリースを予定している。Steam版ではブラウザ版の『Dyping』がアップデートされ、ローグライク要素なども導入されているという。

ゲーム制作サークルであるヘビサイドクリエイションは2月12日、『Dyping Escape』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けに、2025年7月リリース予定。告知に合わせて、PVやスクリーンショットも公開されている。

『Dyping Escape』は、呪われたタイピングゲームからの脱出を目指す、ホラータイピングゲーム『Dyping』のアップグレード版だ。本作でプレイヤーは、入力した文章の内容が現実になるというタイピングゲームをプレイしていく。ゲームが始まると、画面上に奇妙な目玉な登場。目玉は言われたとおりにキーを打てばいいとして、不穏な文章を提示してくる。スクリーンショットなどを見る限り、具体的には「私は、このゲームで受けるあらゆる存在を受け入れます」「私を殺してください」といった文章が用意されているようだ。

ただし本作では入力した文章の内容が現実になるとされている。「私を殺してください」と入力した場合には、プレイヤーが死んでゲームオーバーになってしまうという。指示に従って文章を打ち込むと、提示された不穏な文章がそのままゲーム内で起こってしまうわけだ。

そこで本作では、目玉の提示する理不尽な死をどうにか回避する。詳細は不明であるものの、設定画面内にはローグライクモードや開発者モードといった項目が存在。切れ端カードを手に入れれば、単語や文字を差し替えて、目玉から押し付けられる血なまぐさい文章に対抗できるようだ。ランダムに手に入る切れ端や開発者モードを駆使して提示される死の文章に抗う、不穏なタイピングゲームが繰り広げられる。

本作は、ゲーム制作サークルのヘビサイドクリエイションが手がけている。過去作としては、音楽と共に歩むRPG『PIANOFORTE』と異世界配信RPG『●LIVE IN DUNGEON』などをリリースしている。2024年8月にリリースされた『東京珈琲パンデチカ』では、Steamのユーザーレビュー20件中100%の好評を獲得。プレイヤーからは、当時の空気などを表現した内容が評価されていた。

本作『Dyping Escape』は、同サークルが2024年12月に公開したブラウザ向けのフリーゲーム『DYPING』のアップグレード版になる。『DYPING』は公開時のポストなどがSNS上で注目を集め、プレスリリースによるとプレイ回数は20万回を突破。ゲーム実況者やVTuberの配信や動画でも多数扱われてきた。詳細は不明ながら、『Dyping Escape』では『Dyping』が大幅アップグレードされるとのこと。新要素としてローグライク要素が導入されるなど、ギミックや内容の追加/調整をおこなった新バージョンとなるようだ。

『Dyping Escape』は、PC(Steam)向けに2025年7月リリース予定だ。また本作は、2月15日より開催されるイベント「東京ゲームダンジョン7」の1日目に出展予定。会場では最新版が展示されるそうだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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