東方Projectの二次創作・長編SRPG『幻想少⼥⼤戦 – DREAM OF THE STRAY DREAMER -』Steam版10月21日発売へ。原作の異変が、ターン制戦略バトルとして展開

Phoenixxは8月20日、『幻想少⼥⼤戦 - DREAM OF THE STRAY DREAMER -』Steam版を10月21日に発売すると発表。本作は東方Projectの二次創作となる、シミュレーションRPGだ。

パブリッシャーのPhoenixxは8月20日、『幻想少⼥⼤戦 – DREAM OF THE STRAY DREAMER –』Steam版を10月21日に発売すると告知した。価格は税込4950円。発表にあわせて、Steamキーがあたるキャンペーンも実施されている。

『幻想少⼥⼤戦 – DREAM OF THE STRAY DREAMER -』は、幻想郷の少女たちがSRPG形式で数々の異変に立ち向かっていく、東方Projectの二次創作長編シミュレーションRPGである。本作の主人公は、博麗神社の巫女である博麗霊夢と、魔法使いの霧雨魔理沙の2人だ。プレイヤーはゲーム開始時点で、主人公2人のうちどちらかを選択。選んだ主人公の視点から、東方Projectの原作『東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.』で起こった「紅霧異変」など、幻想郷で発生する数々の異変に立ち向かっていく。東方Projectの原作をベースに各作品を織り交ぜつつアレンジを加えた、幻想郷の戦いが繰り広げられる。

少女たちの戦いは、シミュレーションRPGとして展開される。プレイヤーは、ターンごとに自軍の各ユニットの行動を選び、敵の殲滅によってステージのクリアを目指す。本作では各ユニットに、それぞれ武器が存在。打撃や斬撃といったシンプルなアクションから、各キャラクターらしいスペルカードの技まで、バトルアニメーションと共に用意されている。たとえば霧雨魔理沙なら、マスタースパークを派手なバトルアニメーションと敵に叩き込めるわけだ。

ユニットにはそれぞれ固有のスキルや、特殊効果を発動させる「精神コマンド」といった要素も搭載。各キャラクターが特徴を捉えた個性的なユニットに仕上げられている点も特徴だろう。プレイアブルキャラクターとしては、70名以上が登場。強化や装備の変更によるカスタマイズも用意されている。

本作は、ゲーム制作サークルのさんぼん堂が手がけている。公式サイトによると、さんぼん堂はネットで集まった約10人のメンバーで活動。2010年8月に完全版が頒布された『幻想少女大戦紅』を皮切りに、2017年に頒布された4作目『幻想少女大戦夢』まで、全4部作として東方Projectの二次創作SRPG『幻想少女大戦』を制作してきた。2019年には、4作品をまとめた「幻想少女大戦 コンプリートボックス」もPC向けにリリース。プレイヤーからは、原作をベースとしつつ、丁寧にアレンジしたストーリーやキャラクター、熱い展開などが評価されてきた。

本作『幻想少⼥⼤戦 – DREAM OF THE STRAY DREAMER -』は、そんな『幻想少女大戦』のNintendo Switch版として、2022年にリリースされたバージョンだ。Steam版では、英語に対応。高く評価されてきた『幻想少⼥⼤戦』が、Steamからもプレイ可能になるわけだ。さんぼん堂の公式X(旧Twitter)アカウントによると、Steam版は「幻想少女大戦 コンプリートボックス」と同じPC向けではあるものの、開発環境のアップデートが必要だったため、内部をかなり書き換えることになったとのこと。結果的にやれることは増えたが、開発は思った以上に大変だったそうだ。

『幻想少⼥⼤戦 – DREAM OF THE STRAY DREAMER -』Steam版は、通常価格税込4950円で10月21日発売予定だ。また発売決定を記念して、Phoenixxの公式Xアカウントではプレゼントキャンペーンが実施中。9月3日23時59分までに公式アカウントをフォローおよび対象ポストをリポストした中から、本作のSteamキーが抽選で10名におくられるそうだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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