東方二次創作SRPG『幻想少女大戦 – DREAM OF THE STRAY DREAMER -』Steam版発表、2025年配信へ。原作の異変を、圧巻の作り込みでアレンジ

Phoenixxは7月17日、『幻想少女大戦 - DREAM OF THE STRAY DREAMER -』Steam版を発表。2025年内の配信を予定している。本作は「東方Project」シリーズの二次創作SRPGだ。

パブリッシャーのPhoenixxは7月17日、『幻想少女大戦 – DREAM OF THE STRAY DREAMER –』Steam版を発表した。プレスリリースによると、Steam版は2025年内に配信予定。日本語に加えて、英語にも対応するようだ。

『幻想少女大戦 – DREAM OF THE STRAY DREAMER -』は、幻想郷の少女たちが異変に立ち向かっていく、東方Projectの二次創作長編SRPGである。本作の主人公は、博麗神社の巫女である博麗霊夢と、魔法使いの霧雨魔理沙の2人だ。プレイヤーは2人のうちどちらかを選択。選んだ主人公の視点から、東方Projectの原作『東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.』で起こった「紅霧異変」など、巻き起こる数々の異変に立ち向かっていく。東方Projectの原作をベースに、作品を織り交ぜてアレンジした幻想郷の戦いが繰り広げられる。

少女たちの戦いは、オーソドックスなシミュレーションRPGとして展開される。ターンごとにユニットを行動させて、敵を殲滅すればステージクリアとなる。各ユニットには戦闘用の武器が存在。殴る撃つといったシンプルなアクションから、各キャラクターらしいスペルカードの技まで、それぞれバトルアニメーションが用意されている。ユニットには固有スキルや、特殊効果を発動させる「精神コマンド」もあり、それぞれのキャラクターが個性的なユニットに仕上げられている点も特徴だろう。プレイアブルキャラクターは70名以上登場。強化や装備の変更などによってカスタマイズもできる。キャラクター図鑑や用語集も用意されており、音楽室では200曲以上のBGMも収録されている。

本作は、ゲーム制作サークル・さんぼん堂が手がけている。公式サイトによると、さんぼん堂はネットで集まった約10人のメンバーで活動してきたサークル。2010年8月に完成版が頒布された『幻想少女大戦紅』を皮切りに、全4部作として東方Projectの二次創作SRPG『幻想少女大戦』シリーズを制作してきた。4作目となる『幻想少女大戦夢』は2017年に頒布。2019年からは、4作品をまとめた「幻想少女大戦 コンプリートボックス」もPC向けに展開してきた。プレイヤーからは、原作をベースに丁寧にアレンジしたストーリーやキャラクター、熱い展開なども評価されてきた。

本作『幻想少女大戦 – DREAM OF THE STRAY DREAMER -』は、そんな『幻想少女大戦』のNintendo Switch版として2022年にリリースされたバージョンとなる。「幻想少女大戦 コンプリートボックス」などはDLsiteや同人系のショップにて配信されているが、Steam版はリリースされていなかった。『幻想少女大戦』が、Steamからもプレイ可能になるわけだ。

『幻想少女大戦 – DREAM OF THE STRAY DREAMER -』Steam版は、2025年内にリリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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