人形検品ホラー『Dollmare』Steamにて好評率100%スタート。“脅かされなくても”ただただ怖い、不気味な工場でのお仕事

Alex Grade氏たちは10月24日、『Dollmare』をPC(Steam)向けにリリースした。本作はリリースから好評を博しており、本稿執筆時点でSteamレビュー93件中“好評率100%”を記録している。

インディーゲーム開発者のAlex Grade氏たちは10月24日、『Dollmare』をPC(Steam)向けにリリースした。本作はリリースから好評を博しており、本稿執筆時点でSteamレビュー93件中“好評率100%”を記録している。

『Dollmare』はホラーゲームだ。本作の舞台となるのは人形工場。プレイヤーの操作する主人公は、家賃を払うため工場で働くこととなる。しかし工場内は暗く、誰もいないように見える。前の従業員に何があったのか、そもそもなぜ所長は姿を見せないのか。謎が深まる工場で、品質管理の仕事をこなしていくのだ。


工場で働いていると不良品の人形が登場してくる。部品が欠けた人形や喋りだす人形、ひとりでに動き出す人形など、バラエティー豊かな人形が現れる。さらに工場を探索すると、誰かが残したと思われるメモを発見したり、板が打ち付けられた扉や段ボールがうずたかく積まれた部屋を見つけたりなど、さまざまな謎に出くわす。そうして工場に隠された秘密も暴いていくこととなる。

本作に関しては10月14日にデモ版が配信開始された。そして10月24日に満を持して登場した。本作は数名のゲーム開発者による小規模なインディーホラーゲームながらも、リリースからさっそく高い評価を集めているようで、本稿執筆時点で93件中100%の好評率となる「非常に好評」ステータスを獲得している。


レビューとしては、ホラー要素の演出が高い評価を獲得している。怪物に追いかけられたり、飛びかかってきたりすることがなく、不気味な人形や工場の探索といったかたちで、ジャンプスケアというより不気味さを中心としたゲームプレイが好評に繋がっている。また安価な価格設定も手に取りやすいとして、高い評価の理由のひとつとなっているようだ。

そのほかゲーム内に登場する人形の造形や遭遇するイベントといった、各種要素がランダムとなっている本作。プレイごとに少しずつ異なった体験ができるというのも、複数回プレイする動機のひとつとなっている模様。なお本作は「ホラーゲームをプレイするのが怖すぎる開発者」によって開発されたとのこと。そんな開発者による独自の視点が、本作の好評を博す演出などに繋がっているのかもしれない。

『Dollmare』はPC(Steam)向けに配信中。なおリリース記念セールとして、11月6日まで、定価の10%オフとなる税込441円で購入可能だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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