『ドキドキ文芸部!』突然Google Playから“追放”、ストアページが削除される。「センシティブな描写」が規約違反だとして

Serenity ForgeおよびTeam Salvatoは4月10日、ビジュアルノベルゲーム『ドキドキ文芸部!』について、Google Playストアから削除されたと発表した。ゲーム内の描写が利用規約に違反したため削除されたようだ。

Serenity ForgeおよびTeam Salvatoは4月10日、ビジュアルノベルゲーム『Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部!)』(以下、DDLC)について、Google Playストアから削除されたと発表した。なお本稿ではゲーム内容に言及しているため留意されたい。

『DDLC』は、インディーデベロッパーのTeam Salvatoが2017年にリリースした無料のビジュアルノベルゲームだ。公式では“サイコホラーゲーム”と謳われている。文芸部に入部した主人公の男子高校生と、4人の女子部員たちとの交流を描く青春恋愛ADVとして始まる。しかしストーリーが進むと様相は一変し、恋愛の裏で巻き起こるさまざまな現象に遭遇。時にはセンシティブなテーマにも踏み込みつつシナリオが展開されていく。そうした衝撃的なゲームプレイとゲームとしての質の高さから、高く評価されている作品だ。

本作は2017年にPC向けに無料配信され、サイドストーリーなどの追加要素を収録した『ドキドキ文芸部プラス!』も、PC/PS5/PS4/Nintendo Switch/Xbox Series X|S/Xbox One向けに販売されている。また2025年12月にはiOS/Android向けに配信開始されスマートフォン向け展開を果たした。

そんな『DDLC』のAndroid版について、4月10日にパブリッシングを務めるSerenity Forgeが、SNS上で声明を発表した。同社によると4月9日時点で本作がGoogle Playストアから削除されたようだ。理由としては『DDLC』の内容がセンシティブなテーマを取り扱っているとして、利用規約に違反したためだとされている。

Google Playのヘルプページによれば、「不適切なコンテンツ」の基準がいくつか定められている。なかでも「配慮が求められる事象」の項では、死や紛争、自然災害といった、社会/文化/政治的に大きな影響を及ぼすデリケートな事物について、配慮を欠くようなアプリは認められないという。本作では自傷や自殺などといったテーマを取り扱っていることもあり、「配慮が欠けている」として削除されたのかもしれない。

Serenity Forgeおよび開発元Team Salvatoの設立者のDan Salvato氏のコメントによれば、Google Playストアへの復帰を目指し、あらゆる手段を講じ、解決策を模索していくとのことだ。またAndroid端末に向けた代替の配信方法の検討も同時に進めるという。今後も引き続き最新情報を伝えていくとのことで、続報は注目される。

ちなみに本作については、先日ヨルダン公安総局が本作および類似ゲームについて、“名指し”しつつ保護者向けの注意喚起をFacebookに投稿。センシティブなテーマは子供には深刻な心理的影響を与えかねないとして、保護者が監視/フォローするように奨励している(関連記事)。本作は一見恋愛ゲームといった雰囲気を纏いつつも、突如として心理ホラー要素が展開されるというギャップが持ち味。ショッキングな内容が取り扱われていることについてはストアページやゲーム起動時に注意喚起されるものの、昨年末にスマートフォン向けに展開されたことで幅広いユーザーがプレイすることになったからか、一部では今になって問題視される事態となっているようだ。

『Doki Doki Literature Club!(ドキドキ文芸部!)』はPC(Steam)/iOS向けに無料で配信中。また追加要素を含む『ドキドキ文芸部プラス!(Doki Doki Literature Club Plus!)』については、PC(Steam)/PS5/PS4/Nintendo Switch/Xbox Series X|S/Xbox One向けに販売中だ。

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Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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