仁義なきスゴロク対戦RPG『ドカポン!怒りの鉄剣』Steam版発表、近日配信へ。強盗・裏切り・何でもあり、「シリーズ史上もっとも強烈」な悪逆バトル冒険
株式会社スティングは1月7日、『ドカポン!怒りの鉄剣』PC(Steam)版を発表した。近日中に配信予定。
本作は、RPG要素のあるすごろく風ボードゲーム『ドカポン』シリーズの作品だ。オリジナル版はタイクーンが手がけ、アスミック・エース エンタテインメントからPlayStation向けに1998年に発売された。昨年8月には、スティングが手がけたNintendo Switch向けリマスター版が発売。今回はリマスター版がPC(Steam)向けにも展開される運びとなる。
『ドカポン!怒りの鉄剣』でもシリーズ作品のシステムが踏襲されており、ルーレットを回してすごろく形式で冒険を進めるRPGとなっている。モンスターと戦ったりアイテムをぶんどったり、お店を襲ったりほかのプレイヤーを襲撃したりして、一番のお金持ちを目指すのだ。ほか、本作では同盟システムが用意されている点が特徴で、同盟を組んでおきながら裏切るといった仁義なき戦略も可能。ボイス付きの凝った演出なども持ち味となっている。
リマスター版では高解像度・ワイド画面に対応。また3倍速・5倍速の倍速機能や、ゲームの一部のバランスを変更できる機能など、現代向けに遊びやすくする機能も用意されている。バランス調整では周数を設定できるほか、魔法回数無限設定やワルサーの出現回数などのバランスも変更できる。
さらにオンライン機能も用意され、最大4人までのマルチプレイをサポート。いつでもプレイを中断して、セーブデータから続きから再開して遊ぶことが可能だ。さらにSteam版ではRemote Play Together機能にも対応予定となっている。
ちなみにスティングは、本作を「シリーズ史上もっとも強烈」な作品とアピールしており、リマスターにあたっても“当時のギリギリの表現”をリスペクトしているとのこと。Nintendo Switch版では年齢制限の都合によりゲーム開始時の「ぶっ〇す」などの表現がマイルドに調整された以外は、基本的には当時の表現が残されていた。たとえば敵CPUがプレイヤーの名前を強制変更してくる際の「べんじょこうろぎ」「うんぴーちゃん」といったお下劣な表現なども健在だ。
そうした持ち味が健在なことからか、Nintendo Switch版発売時にはオリジナル版プレイヤーを中心に懐かしさを満喫する評判も寄せられていた。本作公式Xアカウントは小売店で本作パッケージ版の売り切れが続出していたことを報告しており、好調な売上を見せていたようだ(関連記事)。このたびのPC(Steam)版配信後の反響も注目されるところだろう。
『ドカポン!怒りの鉄剣』PC(Steam)版は近日中に配信予定だ。Nintendo Switch向けには発売中。