Discord、新アプデでサーバー上限がデフォルトで「250万人」に引き上げ。“超大規模コミュニティ”増加を受けてか
Discord社は、「Discord」にアップデートを実施。これにより、サーバーの人数上限が50万人から250万人に増加している。

Discord社は、「Discord」にアップデートを実施。これにより、サーバーの人数上限が50万人から250万人に増加している。
Discordは、PC・モバイルのほかPS5/Xbox向けにも展開されているコミュニケーションツール。ユーザーは自由にサーバーを立てて、ほかのユーザーとの集いの場にできる。同ツールではテキストでのチャットのほか、音声による複数人でのボイスチャットや映像配信なども可能だ。
そんなDiscordにおけるサーバー人数上限が、50万人から250万人へと引き上げられた。あわせてメンバーリストの読み込み速度が改善され、管理や閲覧もスムーズになっているとのこと。また個別のサーバーのパフォーマンス問題の検知などを自動でできるように監視体制が強化。サポート窓口に連絡すべきケースも減っているそうだ。
この決定は数百万人規模のサーバーが複数現れていることを受けた対応とみられる。昨今では、参加者が約216万人を誇る『原神』の公式サーバーのほか、2000万人以上が参加する画像生成AI「Midjourney」の公式サーバーなど、ゲームに限らず大規模なサーバーも見受けられる。
上限に達したサーバーではDiscord社に申請をおこなうことで引き上げが可能であったが、大規模サーバーの増加を受けて申請なしで参加可能な上限人数が引き上げられたわけだろう。グローバルな大規模コミュニティの運営元にとっては嬉しいアップデートとなっていそうだ。なお250万人の上限に到達したサーバーでも、引き続き引き上げの申請が可能とのこと。
このほかDiscordの今回のアップデートでは、ボイスアクティビティ使用時にホットキーを使用することでほかのユーザーの音量が下げられ、優先的に伝えられる機能が追加。たとえばゲーム中にがやがやと雑談している仲間に注意を呼び掛けたいときなどに活用できる機能となるようだ。モバイル版の不具合修正なども実施されており、詳細は公式パッチノート(英文)を確認されたい。