放置系発掘クリッカー『Digseum』お手頃かつ夢中になれるとしてSteam「圧倒的に好評」スタート。掘る・儲ける・もっと掘る、止められないループ

Rat Monthlyは12月10日、『Digseum』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は低価格で小粒な作品として、本稿執筆時点のSteamユーザーレビューにて「圧倒的好評」を獲得している。

デベロッパーのRat Monthlyは12月10日、『Digseum』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は低価格で小粒な作品として、本稿執筆時点のSteamユーザーレビューにて「圧倒的好評」を獲得している。

『Digseum』は、博物館経営をテーマとしたいわゆるクリッカーや放置系と呼ばれるジャンルのゲームだ。「short incremental(小粒なインクリメンタルゲーム)」として、手頃なボリュームの作品と標榜されている。本作にてプレイヤーは、博物館の客足を増やすため、展示品を掘り出していく。沼地や岩場、砂漠といったさまざまな土地に足を踏み入れ、スタミナがなくなるまでツルハシで遺物を堀り出すのだ。

本作では、アップグレードなどを行う博物館パートと、展示品を掘り出す掘削パートの2つを行き来することとなる。掘削パートを始めると、マス目状になった四角形の地面と、地面に埋もれる展示品の数、掘削できる回数制限(スタミナ)が表示される。プレイヤーは回数制限分、地面のマス目をクリック。中に埋もれた展示品を探し出すのだ。すべての展示品を掘り起こす、もしくはスタミナが尽きると掘削パートは終了し、博物館パートへと戻る。

博物館パートでは、時間の経過と客足によってお金が手に入る放置ゲームのような仕組みとなっている。手に入るお金は飾られている展示品の数と質によって、少しずつ増えていくかたちだ。また、博物館パートではスタミナの増加やツルハシの強度・掘削範囲を増やす、時間あたりの客足を増やすといったアップグレードが可能。掘削パートで展示品を掘り出し、博物館パートにて手に入れたお金でアップグレード。そこからまた掘削パートへと向かう。

また、掘削パートでは沼地や岩場、砂漠などさまざまな土地が存在し、土地によって異なる展示品を掘り出すことができる。最初はひとつしかないものの、お金を消費することによって、行ける土地は増えていく。土地によっては、掘削対象の範囲が広がったり、地面の上に岩が敷かれ、何度も叩かないと地面まで掘り起こせなかったりと掘削の難易度が変化する。新たな土地に行く前にしっかりアップグレードをしたいところだろう。

また、同じ土地で何度も掘削をこなすと、土地がレベルアップ。レベルアップした土地は地面に埋もれる展示品の種類や数が増える。また、土地のレベルと同じく、展示品も何度も同じものを掘り出すとレベルアップする。レベルアップした展示品は、質があがり博物館パートにて手に入るお金が増加。掘削・展示・アップグレードを繰り返し、世界最高の博物館を築き上げるのだ。

本作は12月10日にリリース。本稿執筆時点での本作のSteamユーザーレビューは約560件中98%が好評の「圧倒的好評」ステータスを獲得している。レビューでは、ゲームプレイループに中だるみがないとの評価が見られる。そして、本作は税込350円と低価格なところも評価されている。値段分以上に楽しめたという声から、DLCにて追加でコンテンツを増やしてほしいという要望など、すでに展示品をすべて掘り終え満足したユーザーの声が多く確認できた。

『Digseum』は、PC(Steam)向けに配信中だ。

Tamio Kimura
Tamio Kimura

エンタメ大好き系ゲーマー。COOPゲームが大好き、クライム系だったらなおよし。

記事本文: 180