超能力推理ボードゲーム『Dice Eater』発表。相手のトリックを推理して勝利を目指す、高評価推理ADV『Staffer Case』を汲む作品

Team Tetrapodは10月8日、『Dice Eater』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年下半期にリリース予定。初公開PVが公開されている。またあわせて、「The Tetrapod Saga」のロードマップも公開されている。

韓国のデベロッパーTeam Tetrapodは10月8日、『Dice Eater』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年下半期にリリース予定。初公開PVが公開されている。またあわせて、「The Tetrapod Saga」のロードマップも公開されている。

『Dice Eater』は、『Staffer Case:超能力推理アドベンチャー(以下、Staffer Case)』に端を発する「The Tetrapod Saga(STAFFER series)」のスピンオフタイトルである。


Staffer Case』は、2023年にPC向けとしてリリースされた、推理アドベンチャーゲームだ。同作の舞台は、全住民の1割が超能力をもつようになった、1960年代のロンドン。主人公のノートリックは、田舎町の探偵事務所から出てきたばかりの新人捜査官である。ノートリックの所属するマナ事件専任チームは、ノートリックを除いて全員が超能力をもっており、超常現象の絡んだ不可解な事件が舞い込んでくる。ノートリックは、そんな事件に先輩捜査官たちの作成した文書を活用しながら挑む。たとえば陳述書には、心拍の異常があったかどうかが記されている。発言した際の、発言者の心理状態がわかるわけだ。ノートリックはそうした超能力による調査も手がかりとして、超能力者の関わる事件の真相を解き明かしていく。

同作はリリース時点では韓国語のみに対応していたが、2024年に日本語や英語などに対応。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で2460件中95%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得している。プレイヤーからは程よい難易度やキャラクター、設定を巧みに活かしたストーリーなどが評価されてきた。また関連作としては2024年4月にスピンオフ作品『Staffer Reborn』が発売。こちらも「圧倒的に好評」となっている。


本作『Dice Eater』は、相手のトリックを推理して勝利を目指す、超能力推理ボードゲームである。ゲームプレイの詳細については不明ながら、初公開PVには対戦相手らしきキャラクターや、盤上に置かれたカードとダイスが登場。対戦相手の超能力やトリックを推理しながら、ゲームをプレイしていくのだろう。

また本作の発表にあわせて、Team Tetrapodは『Staffer Case』に端を発する巨大な推理劇を「The Tetrapod Saga」と称すると発表。本作は「The Tetrapod Saga」シリーズの新たなスピンオフ作品なるようだ。なお「The Tetrapod Saga」シリーズとしては、2025年に「STAFFER STAFF」と呼ばれていたメイン作品『STAFFER RETRO』がリリース予定。シリーズは2027年発売予定の『STAFFER DILEMMMA』へ向かって進んでいくようだ。


『Dice Eater』は、2025年下半期にリリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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