『ディアブロ4』、最新アプデでは難易度設定「ワールドティア」を廃止し刷新予定。ルーンワード復活や新スキルなど、ゲーム刷新級の要素盛りだくさんパッチに


Blizzard Entertainmentは8月29日、『ディアブロ4(Diablo IV』にて9月4日から開始予定のバージョン2.0 Public Test Realm(以下、PTR)のパッチノートを公開。そのなかではワールドティアの廃止やルーンワードの復活など、大規模なゲームシステムの変更が予定されている。そしてこの内容は、10月8日リリース予定の本作の拡張版である「Vessel of Hatred」の発売と同時にすべてのプレイヤーがアクセス可能となる見込みだ。

『ディアブロ4』は、2023年6月に発売された人気ハクスラARPGシリーズ『ディアブロ』の最新作だ。本作の舞台は前作『ディアブロ III』から数十年後。ゲームプレイやグラフィックを大幅にパワーアップし、140以上のダンジョンなどを実装。過去作の魅力を踏襲しつつ、豊富なキャラクターカスタマイズや、さまざまなゲームプレイ要素を盛り込んで新たな冒険が描かれる。

2.0 PTRではまず、本作における従来の難易度設定であるワールドティアが廃止されるという。そして新たな難易度システムとして、2.0ではNormal、Hard、Expert、Penitentの四段階と、さらに上のTorment1からTorment4が実装されるという。Tormentはエンドコンテンツダンジョンである「奈落」の進行度合いにより段階的に解放されていくようだ。より高い難易度であるほど、レアなドロップが期待できるとのこと。


そしてルーンワードシステムが復活。『ディアブロ2』における同名のシステムをベースとした新たなシステムとなっている。本作ではルーンは「Rune of Ritual(儀式のルーン)」と「Rune of Invocation(召喚のルーン)」の二種類に分類。Rune of Ritual は発動条件を満たした際にOfferingと呼ばれるリソースを生成する。複雑な発動条件であるほど、より多くのOffering を生成する。そしてRune of InvocationはOfferingを使用して効果を発動、回避行動をソーサラーのテレポートに置き換えたりなど、他のクラスのスキルの効果を利用できるものが多くラインナップされている。また強力な効果であるほど、必要なOfferingの量も多くなるという。

ルーンワードを作るためには、Rune of RitualとRune of Invocationを2つのソケットを持つアイテムにセットする必要がある。ルーンの組み合わせによってさまざまな効果を発揮するという。ルーンワードは最大2つまで装備可能。ルーンはサンクチュアリ全域でドロップ品として入手可能なほか、クラフトしたりプレイヤー間とのトレードも可能であるという。なおルーンワードシステムは、将来的には「Vessel of Hatred」所有者のみアクセス可能なコンテンツとなる見込みのようだ。


そのほか、クラスごとの新たなスキルの追加、アイテムのレアリティのリワーク、パーティーファインダー機能の追加などさまざまな追加・変更が予定されている。いずれも従来のゲームプレイ体験をがらりと変える、大規模なアップデートとなるかたちだ。詳細についてはPTRパッチノート(英文)を確認されたい。なお、これらの変更はPTRにて9月4日から9月11日まで実装されるほか、10月8日リリース予定の本作の拡張版である「Vessel of Hatred」の発売と同時にほぼすべての要素に対して、すべてのプレイヤーがアクセス可能となることが発表されている。

ディアブロ4』はPC(Steam/Battle.net)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに配信中。 拡張版「Vessel of Hatred」は2024年10月8日リリース予定だ。