“ゲーム世界をハッキングする”アドベンチャー『はっかーさん！大団円まで連れてって！』Steam向けに発表。クリアできないゲームを書き換えて、力技でエンディングを目指す

国内の同人ゲームサークルですのや☆は1月11日、『はっかーさん！大団円まで連れてって！』のSteamストアページを公開した。ストアページによると、同作は2026年にリリース予定。動画やスクリーンショットが公開中となっている。

『はっかーさん！大団円まで連れてって！』は、主人公ユウの動作や世界をハッキングして道を切り開く、ゲーム作品だ。本作の登場人物であるユウは、ゲームの主人公であり、おそらく魔王を倒すことが宿命なのだという。しかしユウはジャンプ力が足りず、ずっと同じ場所から出られずにいた。ゲームがクリアできる状態にはなっていなかったのだろう。

そこで本作では、プレイヤーがシステムや世界を書き換えて、勝手に移動しているユウを導く。スクリーンショットなどでは、画面右端にユウのパラメータが表示されており、プレイヤーがキャラクターの動作を調整できる。具体的にはユウのジャンプ力を強化して段差を乗り換えさせたり、移動速度を早めて遠くまで飛べるようにしたりなど、システムをハックすることでステージギミックを突破。本作ではゲームの片隅でデジタルデブリになりかけていたユウを、パラメータや世界をハッキングすることによってエンディングまで連れて行くわけだ。

本作ではユウと一緒に世界を冒険する中で、いろんなものがハックできるようになるという。重力の操作も可能になるようだ。またストアページによると、ゲームには秘密があるとのこと。どうしてユウが先へ進めなくなってしまっていたのか。ユウとの物語にあわせて、世界の秘密も明かされるのだろう。

本作は、ですNO氏による同人ゲームサークルですのや☆が手がけている。長年活動しており、過去作としては『不思議な月の夜のとばり』『リズとルカのマホウのカバン』など多数の作品をリリース。2024年にリリースされた『SUPER ALICE DOLLS』では、Steamのユーザーレビュー39件中97％の好評を獲得している。

本作はですNO氏による謎の新作として、2024年10月頃よりデジゲー博への出展やX（旧Twitter）上での画像公開などがおこなわれてきた。今回ストアページ公開にあわせて、概要やタイトルなども明かされている。

『はっかーさん！大団円まで連れてって！』は、PC（Steam）向けに開発中だ。