極寒世界・戦車配達ゲーム『Deep Snow Delivery』正式発表。荷物を落とさないように注意して、過酷氷河期世界で人々に物資を届ける

Drenindokは1月8日、極寒配達ゲーム『Deep Snow Delivery』をSteamに向けて正式発表した。氷河期となった世界で、戦車を繰り荷物を運んでいく。
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デベロッパーのDrenindokは1月8日、極寒配達ゲーム『Deep Snow Delivery』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。

本作は、第二次世界大戦時の戦車に乗って荷物の配達をおこなう作品だ。本作の世界は、人類の過去の過ちによって氷河期が訪れており、雪深い荒野で仕事をすることになる。

『Deep Snow Delivery』にてプレイヤーは、戦車を使って配達人としての仕事をこなす。氷河期である本作の世界では、絶滅の危機にある人類は地下施設で暮らしており、その居住地に荷物を届けるのだ。戦車は改造されており、後部には荷台が搭載。そして主砲は、荷物の積み下ろしをするためのアームに付け替えられている。

マップには、地下の集落へとつながるエレベーターの入り口が点在している。集落を訪れると、別の特定の集落に荷物を届ける仕事を請け負うことが可能。浄水機器や食料などさまざまな物資を運び、成功報酬を得て稼ぐのだ。ただし、外の世界は深い雪に覆われており、吹雪や霧も発生する過酷な環境。地形の起伏も多く、慎重に戦車を運転しないと、荷台から物資が落下してしまう。

戦車の主砲部分に装備されたアームは、象の鼻のように動かしてアイテムを掴むことができる。もし配達中に荷物が落下した場合には、地形など現場の状況が許すならば、アームを駆使した回収に向かうことになるだろう。また、マップ内ではジャンクパーツを発見できることがあり、それを拾い集めることも重要だ。ジャンクパーツは、集落に持ち込むと買い取ってくれるため、これも貴重な収入源となる。集落ごとに、より高価に設定された需要の高いパーツも存在する。

配達の報酬やジャンクパーツの売却で得たお金は、集落での戦車のアップグレードに使用可能。たとえば、荷台の容量を拡張したり、エンジンのトルクを向上させたり、キャタピラにスパイクを追加したり。スパイクを付けると、急な坂道でも登れるようになる。このほかにも、周囲の地形の状況を等高線で確認できるスキャナーや、手持ちの音楽ファイルを再生できるラジオなど、さまざまなアップグレードが用意されている。

本作は、昨年8月に開発中であることが公表され、当時開発元Drenindokが「『DEATH STRANDING』の戦車版を作った」とした動画を公開し、大きな注目を集めた。それから、PC(itch.io)を通じて開発中のバージョンを配布しつつさらに開発が進められ、このたびPC(Steam)向けの製品版が正式に発表された格好だ。

『Deep Snow Delivery』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。また上述のとおり、PC(itch.io)では開発中のバージョンが配信されている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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