解体業者シム『Deconstruction Simulator』9月23日配信へ。壊し方にも“戦略”あり、綺麗に壊してお金に変える破壊ビジネスゲーム

Games Incubator/PlayWayは9月2日、『Deconstruction Simulator』を9月23日に配信すると発表した。解体業者として作業や会社経営をこなすシミュレーションゲームだ。

パブリッシャーのGames Incubator/PlayWayは9月2日、『Deconstruction Simulator』を9月23日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

『Deconstruction Simulator』は一人称視点のシミュレーションゲームだ。プレイヤーは解体業者の事業主となり、現場の解体作業や会社の経営などを手がけていく。

ゲームプレイでは契約を請け負い、指定の構造物を破壊していくことになる。契約は家の中の特定の壁を打ち抜くだけの小規模なものから、建物をまるごと取り壊す大がかりなものまでさまざま。指定以外のものを傷つけると罰金がとられるため、契約内容をよく読んで作業する必要がある。

解体した物品は自分のトラックに積んで持ち帰り、転売して自社の利益とすることが可能。レンガや木材など再利用しやすい品は解体時に慎重に作業することで、リサイクル業者に高く引き取ってもらえる。一方、解体時に乱暴に破壊しているとすべてガレキになってしまい、高値で売ることができない。破壊対象を見極めて貴重品は繊細に、そうでないものは大胆に作業をおこなうのだ。

そうして稼いだ資金は会社のアップグレードなどに使用可能。たとえば解体用品を強化すれば作業が速く進み、さらに解体用の鉄球が付いた重機など、大がかりな装備も持ち込めるようになる。また大型のトラックを買ったり会社の倉庫を拡大したりすれば、よりたくさんの物品を現場から持ち帰って利益を伸ばしていくこともできる。そうしてビジネスを発展させつつ、全部で40以上用意されるという仕事をこなしていく。

本作を手がけるHypnoticAntsはポーランドに拠点を置くゲームスタジオだ。過去には船舶解体ゲーム『Ship Graveyard Simulator 2』などを制作している。同作はSteamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約2900件中78%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得。バグの多さを課題とした不評も寄せられているが、船の解体作業を中心としたゲームプレイは中毒性があるという声も多く、総じて好評を得ている。本作『Deconstruction Simulator』では過去作の要素も受け継ぎつつ、今度は建築物を中心として毛色の変わった解体作業が楽しめそうだ。

『Deconstruction Simulator』はPC(Steam)向けに、9月23日配信予定だ。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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