不気味モンスター集めデッキ構築ローグライク『Decktamer』初動から人気炸裂。見た目は強烈、死んだら消滅シビア戦略カードバトル
Assemble Entertainmentは10月27日、Horizon Edgeが手がける『Decktamer』をリリースした。本作はデッキ構築とモンスター捕獲要素を融合させたローグライクゲームとして、人気を博している。

パブリッシャーのAssemble Entertainmentは10月27日、Horizon Edgeが手がける『Decktamer』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はリリースから間もなく人気となっている。
『Decktamer』はデッキ構築とモンスター捕獲要素を融合させたターン制ローグライクゲームだ。プレイヤーはカードになったクリーチャーやアイテムなどをデッキとして使用。デッキを活用し敵クリーチャーとの戦闘を繰り広げ、深淵と呼ばれる環境を最奥まで探索することを目指す。

敵クリーチャーとのバトルにおいては、基本的に正面の敵を攻撃する。そのためどのクリーチャーをどの敵と戦わせるかは考慮する必要があるだろう。バトル突入前には敵クリーチャーの能力を確認することもできるため、強力なクリーチャーに挑んでテイムを目指すか、突破を優先するかといった選択も重要だ。
また本作の特徴として、敵クリーチャーは餌カードを用いることでテイム、つまり自分のデッキに加えることが可能。餌カードには肉やベリー、魚などの種別があり、敵クリーチャーの食性次第でより効果を発揮する。
そしてクリーチャーは強化していくことが可能。伸ばしたいステータスを選んで強化していったり、アイテムを用いて、モンスターから技を抜き出したり、反対に新技や新特性を覚えさせたりできる。そうしてクリーチャーをより強くさせていくわけだ。

そんな本作は10月27日にリリースされてから、さっそく人気を博している。SteamDBによれば、同時接続プレイヤー数はピーク時に2418人を記録。また評価面も上々で、本稿執筆時点で約320件中80%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。
本作ではクリーチャーを使役するモンスターバトルが展開されながら、敵をテイムするという一風変わったデッキの増やし方が特徴。またアイテムを活用することでモンスターを変異させて“カスタマイズ”することも可能だ。戦闘においてはモンスターの体力・攻撃力のほか、スピードに応じた行動順も重要で、ここにモンスターがもつ能力の考慮も必要になってくる。戦闘で撃破されたモンスターはデッキから消滅するため、撃破されずに勝つことも肝要。一方で「1ターン戻す」機能も用意されており、奥深くシビアな戦略性をカジュアルにも遊べるバランスが高く評価されている。
また多種多様なクリーチャーのデザインはどれもかなり不気味であり、この点も持ち味として好評を博している。図鑑ではクリーチャーの生態も書き込まれており、そうした要素を含めて日本語ローカライズも丁寧におこなわれている印象だ。

一方で、先述したとおり撃破されたクリーチャーが消えてしまうゆえにダメージの計算は重要ながら、さまざまな要素が絡むためじっくりと検討が求められる。テンポ良く遊べるゲームではなく、好みの分かれるポイントになっているようだ。このほか、周回要素の乏しさを不満とする声も見られる。
とはいえ、全体としては個性的な新作デッキ構築ローグライクゲームとして好評を博しており、さっそく好調なスタートを切っているようだ。発売初日で売上は1万本を突破していることも報告されており、改善や要素の追加がおこなわれていくことが示唆されている。今後の展開にも注目したい。
『Decktamer』はPC(Steam)向けに販売中。リリース記念セールとして、11月11日まで15%オフの税込1530円で販売されている。またストアページでは日本語対応の無料デモ版も配信されているため、興味のある人はまずこちらをプレイしてみるのもいいだろう。

