サバイバー系・カバン整理ローグライク『デッドリーデイズ:ロードトリップ』めちゃくちゃ人気。整頓とシナジーが生むインフレ弾幕、高中毒性アクション

Sidekick Publishingは9月22日、『デッドリーデイズ:ロードトリップ』の早期アクセス配信を開始した。さっそく高い人気を得ている。

パブリッシャーのSidekick Publishingは9月22日、デベロッパーのPixelsplitが手がける『デッドリーデイズ:ロードトリップ』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作は、さっそく高い人気を得ている。

『デッドリーデイズ:ロードトリップ』は、いわゆる「サバイバー系」と称される見下ろし型シューティングアクションの要素と、インベントリ管理の2つの要素をかけ合わせた2.5Dローグライク弾幕アクションゲームだ。本作は、2019年に発売された高評価ローグライクアクション『Deadly Days』の続編となる。

本作の舞台は、前作と同じくゾンビが徘徊する終末世界。プレイヤーは毎回ランダムに生成されるマップを進み、訪れた町で押し寄せるゾンビの大群を倒していく。ゾンビを倒したり特定のオブジェクトに近づいたりすると、装備の修理やアップグレードに通貨として使えるナットや、次のマップへ進むために必要な燃料であるガソリン、さらに戦闘用の銃火器類や各種近接武器、投擲アイテムなどの報酬を入手可能だ。

本作では、装備品はすべてカバンに収納して使う仕組みになっている。武器はカバンに入れることで初めて使用可能となり、自動で攻撃をおこなってくれる。ただしカバンの容量には限りがあるため、装備品をできるだけ効率よく詰め込むことが重要だ。カバンの内部はグリッド状に仕切られており、そこに形やサイズの異なる装備品をパズルのように組み合わせて、なるべく無駄のないように配置していくのである。収納した装備品からはパッシブ効果を得られるほか、並べ方によってシナジーが発動したり、攻撃回数が増えたりする。またカバンの容量を拡張することで、より多くの装備品を同時に扱えるようになり、戦闘を有利に進められる。

さらに、ゾンビであふれかえるフィールドの中には、取り残された生存者たちが潜んでいる。彼らを見つけて救出すれば、新たなプレイアブルキャラクターとして解放することが可能だ。キャラクターたちはそれぞれ異なる能力や固有の武器を持っており、個性を活かした戦い方ができる。

そんな本作は、今年5月27日に無料デモ版の配信を開始。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは、約1200件のうち96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。

そして今月22日、ついに早期アクセス版が配信開始となった。すると同時接続プレイヤー数はリリース直後から5000人を突破し、ピーク時には約7500人を記録した(SteamDB)。デモ版をプレイしたユーザーの間で、早期アクセス配信への期待が高まっていたことがうかがえる。またSteamユーザーレビューでは、約700件中88%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。順調な滑り出しを見せている。

本作の醍醐味は、装備品をパズルのピースのように収納するインベントリ管理と、大量のゾンビを自動でなぎ倒していく爽快なバトルにある。戦闘自体はサバイバー系アクションとしてシンプルな仕組みながら、シナジーを意識して入念に配置した装備品同士が共鳴し、狙い通り大群を葬ってくれたときの気持ちよさはひとしお。戦略性と達成感からなる中毒性の高さが、多くのプレイヤーから好評を集める要因となっている。

一方で、早期アクセスが始まったばかりということもあり、ボリュームの物足りなさを指摘する意見も散見される。開発元によると、早期アクセス版の配信期間は6~12か月を予定しているとのこと。製品版では、さらに多くのコンテンツが解放される見込みだ。今後の正式リリースに関する続報にも注目したい。

『デッドリーデイズ:ロードトリップ』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。リリース記念セールとして、10月7日までは定価の35%オフとなる1105円で購入できる。また、前作『Deadly Days』は9月30日まで92%オフの97円で入手可能だ。

Niki Jinnouchi
Niki Jinnouchi

RPGやシミュレーションゲームをよく遊びます。一人でまったりプレイするのが好きです。

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