デベロッパーのMotion Twinは7月31日、ローグヴァニア・アクションゲーム『Dead Cells』の最終大型アップデート「The End is Near」を、海外時間8月19日に配信すると発表した。本作はPC/Nintendo Switch/PS4/Xbox OneおよびiOS/Android向けに発売中。
本作は、ローグライクとメトロイドヴァニアを掛け合わせた“ローグヴァニア”を名乗る2Dアクションゲームだ。プレイヤーは、モンスターの巣食う謎の王国を探索。道中で入手できる多彩な武器やスキルを駆使して敵と戦い、さまざまな強化を重ねながら、最後に待ち受けるボスを目指す。死んだ場合は、それまでに入手したアイテムをすべて失い最初からやり直し。ただし、恒久的なアンロック要素が用意されている。
『Dead Cells』は2017年5月にSteamにて早期アクセス配信が開始され、2018年8月に正式リリース。同時にコンソール版も配信開始され、非常に高い評価を獲得した。その後モバイル向けにも移植されており、2023年6月時点で売り上げ1000万本を突破している。本作は、正式リリース後も追加コンテンツの開発・配信が続けられてきたが、次期大型アップデート「The End is Near」の配信をもって開発終了となる予定。
今回その大型アップデート「The End is Near」が、海外時間8月19日に配信されることが発表された。アップデート内容については、現時点ではまだ詳細は明らかにされていないが、新たな敵キャラクターや武器、アレンジステージ、カスタマイズアイテムなどが追加予定。また今回キーアートが公開されている。本作では大型アップデートごとにこうしたキーアートが制作され、追加コンテンツの内容が示されてきた。
公開されたキーアート(以下のXポスト参照)では、主人公が敵にギロチンにかけられており、何らかの大きな展開が示唆されている。ギロチンの上にある9999という数字や、主人公の鋭い眼光は、何度もこの場所を訪れては首を落とされていることを表しているのかもしれない。また、周囲にいる敵の存在も気になるところ。おそらくゲーム内で出会うことになるのだろう。
本作の正式リリース後の追加コンテンツ開発は、Motion Twinの姉妹スタジオであるEvil Empireが担当。今回の発表に際して同スタジオは、ずっと続けてきた本作の大型アップデート配信が終了するのは奇妙な気分であるとしつつ、100時間以上遊べる内容の作品にまでなったとコメントしている。
ちなみに、Evil Empireは現在『ザ・ローグ:プリンス オブ ペルシャ』の早期アクセス配信を実施しており、Motion Twinは新作『Windblown』を開発中。こうした新たなプロジェクトに集中することや、同じことの繰り返しを避けるという両スタジオのポリシーにより、『Dead Cells』は大型アップデート「The End is Near」にて開発が終了されることとなった。なお、バグ修正などのパッチ配信は今後も必要に応じておこなわれる(関連記事)。
『Dead Cells』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox One、およびiOS/Android向けに配信中。PS PlusゲームカタログおよびXbox Game Pass向けにも提供されている。そして大型アップデート「The End is Near」は、海外時間8月19日に配信予定だ。日本では時差により8月20日配信となるかもしれない。