芸能界の闇サイコホラー『Dead Take』7月31日リリースへ。ゴシップや虚構に隠れた業界の暗部、本職俳優が設立したゲームスタジオが手がける
Pocketpair Publishingは7月16日、『Dead Take』を7月31日にリリースすると発表した。本作はSteam向けにリリース予定で、日本語表示に対応する見込み。

株式会社ポケットペアのパブリッシング部門Pocketpair Publishingは7月16日、Surgent Studiosが手がけるホラーゲーム『Dead Take』を7月31日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応する。
『Dead Take』はショービジネスの裏側にある暗い秘密に迫るというホラーゲームである。プレイヤーは俳優のChase Lowryとなり、行方不明となった友人Vinny Monroeを探すことになる。友人が最後に目撃されたのは、豪奢な邸宅だ。しかし数時間前まで華やかなパーティーが催されていたはずのその場所は、不気味なほどに静かだ。そんな邸宅を探索するうちに主人公は数々の秘密を見つけることになるといい、そこでは業界の大物の闇が明かされるのだという。
邸宅ではいくつものオブジェクト系パズルが存在しており、プレイヤーはパズルを解きつつ、映像の断片を集め、秘密を暴くことになる。ホームシアターやギャラリーなどもあり、邸宅には数多くの部屋があるようだ。そうして集めた映像を確認し、この邸宅で何が起こったのかを明らかにする。


その本作のリリース日について、7月31日と発表されたかたち。トレイラーでは、探索によって集めたと思われる実写映像を再生している様子がうかがえる。そしてそれを「Splice」、つまり接合することができるようだ。つなぎ合わせることにより、新たな証言映像が生まれ、より真相に迫っていくことになるのだろう。
なお作中では同じ役を巡ってオーディションに挑んだ2人の俳優が描かれるそうだ。公開されている実写映像では『ファイナルファンタジーXVI』の主人公クライヴ役の英語版声優を務めたBen Starr氏と、『バルダーズ・ゲート3』のアスタリオン役の声優やモーションキャプチャーを務めたNeil Newbon氏の姿を確認できる。
本作を手がけるSurgent StudiosはAbubakar Salim氏が創設したプロダクションスタジオだ。Salim氏は俳優として『アサシン クリード オリジンズ』の主人公バエクなどを務めたほか、同スタジオが開発を手がけた『ザァオ:ケンゼラの物語』の主人公ザァオの声を担当。一方で同スタジオはゲームのほか、人間性や文化を深掘りする方向性の短編映画を複数制作していることでも知られる。『Dead Take』ではSalim氏の俳優経験を活かし、ショービジネスの裏側や、業界人を取り巻く人間関係などが、リアリティをもって描かれているのであろう。
『Dead Take』はPC(Steam)向けに7月31日リリース予定だ。