命がけ賭博ローグライク『Dead Finger Dice: A Billionaire Killing Game』発表。負けたら「指」を失っていく闇のダイスポーカー、イカサマで相手を出し抜く
Rocket Adriftは6月4日、『Dead Finger Dice: A Billionaire Killing Game』を発表。2025年のリリースを予定している。本作は「指」を賭けてダイスポーカーをおこなうダイスビルダーとローグライク要素が融合したゲームだ。

デベロッパーのRocket Adriftは6月4日、『Dead Finger Dice: A Billionaire Killing Game』(以下、Dead Finger Dice)を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。リリースは2025年夏季となる見込み。
『Dead Finger Dice』は生存を賭けてサイコロを振る、ローグライク・ダイスビルダーゲームである。プレイヤーは豪華客船「The Avaris」に閉じ込められ、命を賭けたギャンブルに強制的に参加させられることになる。勝負は5つのサイコロを振ってポーカーの役を作る「ダイスポーカー」でおこなう。賭け金となるのは自分自身の「指」だ。すべての指を失って賭けられるものがなくなれば、海に投げ込まれ命を落とす。破滅するのは相手か、それとも自分か。生き残るには勝ち続けるしかない。

ゲームの根幹となるダイスポーカーでは、各ラウンドで3回までの振り直しが可能。つまり、初回のロールを含めて計4回サイコロを振ることができる。本稿執筆時点で相手の出目が見えるかどうかは不明だが、一般的なダイスポーカーでは伏せられていることが多い。振り直しのチャンスを活かしてできるだけ強い役を作り、相手よりも強い役を作ることを目指す。ラウンドに敗北すれば指を1つ失い、すべての指を失えば待ち受けているのは死だ。
ストアページの記載によれば戦うことになる相手は5人。もちろん、よほどの豪運の持ち主でもなければ、全員に勝ち続けることなど不可能だろう。そこで重要となるのがダイスの強化要素だ。プレイヤーが閉じ込められている独房には隠し部屋があり、勝負で獲得した資源や指を使って悪魔に封印された特殊能力をダイスに仕込むことができる。イカサマダイスを作って勝率を上げられるわけだ。
また、隠し部屋には資源を隠しておくこともできるようだ。敗北すれば死ぬことになるが、プレイヤーは同じ独房を使う「次の挑戦者」として隠し部屋の資源を使うことができる。この引き継ぎ要素によって、最初から少し有利な条件で勝負に臨める仕組みだ。なお、敗北するたびに「死体の数」がカウントされていくとのこと。はたして生きて脱出できるのは何人目になるのか、プレイヤーの知略と運が試される。


本作を手がけるRocket Adriftは、カナダのトロントに拠点を置く3人組のインディーゲームデベロッパーだ。過去にSteamでは、サイバーパンク世界を舞台としたサイコホラーアドベンチャーゲーム『Psychroma』や、ティーンエイジャーのUMA(未確認生物)との恋愛シミュレーションゲーム『Raptor Boyfriend: A High School Romance』をリリースしており、いずれも「非常に好評」ステータスを獲得している。物語性や演出面で高い評価を受けた作品を手がけてきた3人が、本作の「死のギャンブル」をどのように描くか、演出面にも注目したい。
『Dead Finger Dice: A Billionaire Killing Game』はPC(Steam)向けに開発中。リリースは2025年夏季の予定となっている。