“鬼ごっこ”型対戦ホラー『Dead by Daylight』がスマッシュヒット。27万本を売り上げ、1週間で開発費を回収

 

『PAYDAY』シリーズを手がけるOverkillの親会社Starbreezeは、同社が6月14日に発売した対戦ホラーゲーム『Dead by Daylight』が発売後1週間で約27万本売り上げたことを報告した

このセールスを受け、StarbreezeのCEOであるBo Andersson Klint氏は喜びの声をあげている。

パブリッシャーとして、Behaviourと『Dead by Daylight』をリリースできたことが本当に幸せだ。『PAYDAY』のようなコンセプトを持つゲームを新たに生み出すことができた。今や『Dead by Daylight』はTwitchで実況されているゲームのトップ5に入り、たくさんの人々がスリルを楽しんでいるという意味でも、観客も楽しめるゲームを作り出せた。私達自身もゲームの進化とコミュニティの繁栄を楽しみにしているよ。

また開発を担当したBehaviour Interactiveは、この売り上げでゲームの開発費用を回収できたことも明かしている。そして同社のCEOのRémi Racine氏は、Starbreezeのサポートを強調している。

Starbreezeとの仕事は初めからとてもうまくいっていた。彼らは我々のビジョンを信じ続けてくれたし、それを達成するために必要な力強いサポートをしてくれた。Behaviourを新しく設立し、手がけた最初のタイトルが『Dead by Daylight』ということ――これ以上の誇りはないね。このゲームは長年考えてきたコンセプトを詰め込んだものだ。コミュニティに焦点を当てたゲームであり、参加しているプレイヤー達はすばらしいよ。

『Dead by Daylight』は4人の一般人が1人の殺人鬼から夜明けまで生き延びるというコンセプトのマルチプレイヤーゲームだ。追われるプレイヤーは仲間を助けたり隠したりといった協力をおこない、殺人鬼の手から逃れる必要がある。4人側のチームは、マップ上に散らばる発電機を起動させ脱出すれば勝ちとなる。一方、殺人鬼側は一般人を見つけ始末していくことが目的だ。追い詰める手段も、罠やステルスなどいくつか用意されており、頭脳を使った読みが求められる。

実況サイトにかぎらずYouTubeのような動画サイトなどでも盛況しており、うまく視聴者を巻き込むことに成功した『Dead by Daylight』。Steamのセールスランキング上位にも君臨していることからもその人気の高さをうかがえる。継続的なアップデートを続けられるならば、『PAYDAY』のように長く愛されるタイトルになるのも夢ではないだろう。