『Dead by Daylight』大型アプデ後の新UIが「見づらい」として批判集まる。開発元は改善を約束

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Behaviour Interactiveは7月17日、『Dead by Daylight』に向けて大型アップデート8.1.0を配信開始した。同アプデではキラーの性能の調整などがおこなわれたほか、UI表示の変更が実施。しかし新たなUI表示が使いづらいといった批判がプレイヤーより寄せられる事態となり、開発元が調整を約束している。海外メディアPCGamesNが報じている。

本作は、1人のキラーと4人のサバイバーに分かれて対戦する非対称型マルチプレイホラーゲームだ。サバイバー側のプレイヤーは、マップ内に点在する発電機をスキルチェックを経て修理し、ゲートを開いて脱出することが目標。一方のキラーとなったプレイヤーは、生存者の痕跡を追い脱出を阻止することを目指す。


そんな本作に向けて7月17日、バージョン8.1.0となる大型アップデートが配信された。同アプデでは新サバイバーとしてララ・クロフトが実装されたほか、ナイトとシンギュラリティを中心に複数のキラーの性能が調整。また処刑により破壊されたフックが再生成されるようになり、パークの性能も調整されるなど、広い範囲でゲームの調整がおこなわれた。

またアプデではUIの調整も実施。キャラクター選択画面などの表示が変更された。しかし同変更については賛否が分かれており、SNSや本作コミュニティなどで批判が散見される。たとえば、キャラクターのポートレートやフォントなどが小さくなり、全体として分かりづらくなったとする意見などが寄せられている。また新UIでは初期設定で自分が未所持のキャラクターも表示されるようになっており、フィルター設定が保存されないため毎回設定をやり直す必要があるところに不満を抱くプレイヤーの姿も見られる。


こうした批判は一定数のプレイヤーの共感を呼んでおり、たとえば海外掲示板Redditでは、本作のUIは徐々に悪化していっているとするスレッドには900件以上のUpvoteが投稿。Xでも、UIを以前のものに戻してほしいとする海外ユーザーのポストに1000件以上のいいねが寄せられている。新UIを気に入ったとするユーザーの意見も見られるものの、コミュニティでは賛否が分かれる状態となっている。

こうしたプレイヤーからの反応を受け、本作公式Xアカウントはユーザーの投稿にリプライするかたちで反応。フィードバックを受け、UIの表示を再調整する予定であると投稿した。変更が確定次第、詳細が案内される見込みだ。


『Dead by Daylight』は2016年にリリースされ、約8年運営されてきたタイトルである。これまでもUI表示の変更などはおこなわれてきているものの、従来の表示に慣れ親しんでいるプレイヤーも多いだろう。一方今回は大型アプデの節目にUIが刷新されるという思い切った調整が実施されたわけだ。賛否が分かれている状況を受けて、開発元がUIのさらなる改善を約束したかたちとなる。

なおバージョン8.1.0のアップデート後には、特定状況下で修理すべき発電機の数が減少するバグや、本来マップの侵入できない領域に移動できてしまう問題など、複数の不具合が発生。本作公式Xアカウントはこれらの問題について認識しており、8.1.1アップデートで修正できるよう対応に取り組んでいるとアナウンスしている。こうした不具合についても早期の改善が望まれるところだ。

『Dead by Daylight』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。PS PlusゲームカタログおよびXbox Game Pass(PC/コンソール/クラウド)向けにも提供されている。